結木滉星「個性あふれるキャラがこれでもかと登場しています」ドラマ「危険なビーナス」<インタビュー>
東野圭吾原作のミステリードラマ「危険なビーナス」(毎週日曜夜9:00-9:54、TBS系)で、物語の舞台でもある矢神家の使用人兼執事・君津光を演じる結木滉星。
「個性あふれるキャラがこれでもかと登場しています。前半だとそれぞれのバックボーンが見えておらず、僕が演じる君津も何者なのか分かっていない人も多いはず。そのあたりは、回を重ねるにつれて見えてくるので、逃さずに見てもらいたいです」
妻夫木聡、吉高由里子、ディーン・フジオカ(DEAN FUJIOKA)、染谷将太ら個性派俳優の共演も見どころ。
「皆さん自然体で演技されているんですが、体全体からほとばしる魂の部分が垣間見られて、すごく面白いです。そしてこの中で演技できることがすごくありがたい。こんなメンバーが一堂に会するなんてあり得ないので、演技、現場の空気感など全てを吸収したいと思っています」
休日はラブストーリーのドラマや映画を見ることが多いという結木。
「昔から恋愛ものが大好きで、映画だと『僕の初恋をキミに捧ぐ』(2009年)やドラマだと『オレンジデイズ』(2004年TBS系)のような爽やかでピュアな作品をよく見ます。ちなみに『オレンジ―』を見て、あぁいう大学生活を送りたいと思っていたら現実は全く違って…。人生の難しさを知りました」
俳優に興味を持ったのはデビューから3年ほどたってからのこと。
「舞台演出家の鈴木勝秀さんと出会い、芝居の奥の深さや魅力に気付きました。役に対して真剣に向き合うのが面白くなって、この仕事でご飯を食べていきたいと考えるようになりました。自分を持っていてどんな役にもなれる俳優になっていきたいです」
取材・文=玉置晴子