芦田愛菜、“勘違い”を告白「一緒に生活してみたら思ってたよりもかわいくて」
芦田「かわいくていとおしいです(笑)」
映画の内容にちなんで「ずっと信じていたのに間違いだったこと、勘違いだったこと」を発表することに。
芦田は「猫の可愛さ」とフリップに記し、「飼う前も猫ってかわいいなって思ってたんですけど、一緒に生活してみたら思ってたよりもかわいくて、毎日癒やされていて、家に帰ると、リビングのドアにガラスの隙間みたいなのがあるんですけど、立ってのぞいて『ニャー』って迎えてくれたり、寂しがりみたいで、みんながいる所にいつもいてくれたり。膝の上にこそ乗ってくれないんですけど(笑)、近くにいてくれたりして、かわいくていとおしいです(笑)」とその理由を明かした。
永瀬は「ナオス」。「ある映画でアドリブで『これ、直しといて』って言ったんですよ。その人は素直に取ってくれて、監督も分かってくれたんですけど、録音部さんだけ首をひねっていて『直すってどういうことですか?』って。俺の住んでる所では『仕舞っておいて』ってことを『直しといて』って言うんです。それを(標準語だと)勘違いしてましたね」と方言での思い込みエピソードを語った。
大森監督は「家族のほうかい」。「俺ん家、家族が崩壊気味だったんですよ。ずっと家族って崩壊するもんだと思って育ってきたんですけど、最近、家族みんな仲良しになってしまって、今はそうじゃないんだって思ってます」と理由を答えた。それを聞いた永瀬は「僕はお父さん(麿赤兒)にも弟さん(大森南朋)にもお世話になってるので」と苦笑い。
その後、本作のタイトルアートを手掛けたアーティスト・清川あさみが登場し、芦田にタイトルアートの原画をサプライズでプレゼントした。
原画を受け取った芦田は「すごい! 写真で見せていただく機会があったんですけど、すごい作品に引き込まれましたし、刺繍(ししゅう)っていう繊細なものがちひろの繊細な心にリンクしたような気がしたんですけど、実物を見せていただいて圧倒しました。大事に飾らせていただきます。ありがとうございます!」と満面の笑みを浮かべた。
最後は、永瀬が「芦田さんのお芝居はすごいので、ぜひそれを堪能していただければと思います。すごい好きなシーンがあるんですけど、それは内緒にしておきます。明日も(映画館に)来てください(笑)」と会場を和ませ、芦田が「私はこの映画を通して『信じるとは何か?』というものを深く考えたんですけど、結論というのはきっと皆さんそれぞれ違っていていいものなんじゃないかなって思っているので、この映画を見た後、皆さんにとって『信じるって何だろう?』とか『信じたいと思える大切な人は誰なんだろう?』とか考えるきっかけになったらうれしいです」とメッセージを送り、イベントを締めくくった。
取材・文・撮影=田中隆信
全国公開中
出演=芦田愛菜 岡田将生 大友康平 高良健吾 黒木華 蒔田彩珠 新音 永瀬正敏 原田知世
監督・脚本=大森立嗣
原作=今村夏子「星の子」(朝日文庫/朝日新聞出版刊)
製作幹事:ハピネット、ヨアケ
製作プロダクション:ヨアケ、ハーベストフィルム
配給:東京テアトル、ヨアケ
(C)2020「星の子」製作委員会
公式サイト:https://hoshi-no-ko.jp/