葵わかな&三吉彩花がLGBTQの女子高校生カップルに! 大黒摩季は演技初挑戦<ミュージカル「The PROM」>
2019年のブロードウェイで話題をさらった新作ミュージカル「The PROM」の日本初上演が決定。葵わかなと三吉彩花が逆境を乗り越えるLGBTQのカップルを熱演することが明らかになった。
2018年にブロードウェイで開幕し、2019年にトニー賞にノミネートされて話題となり、2020年12月には、メリル・ストリープ、ニコール・キッドマンという顔合わせでNetflixにて映像化もされる本作。
今回の公演は、結成25周年を迎えた岸谷五朗、寺脇康文による演劇ユニット「地球ゴージャス」が新たなスタートにふさわしく、ユニット初の海外作品として上演する。
物語は、LGBTQの高校生エマが同性のパートナーとプロムに参加することを表明したために、そのことを反対したPTAによりプロム自体が中止となり、インディアナの小さな町は大騒ぎ。これがメディアによって報道されアメリカ中の注目を集めることに。
そこへ、彼女たちを応援するという名目でイメージアップを図るべく、落ち目のブロードウェイの俳優たちがこれに注目し、田舎町に乗り込んできてさらに町は大混乱に陥る。エマも急に現れた強烈な俳優たちに振り回されるが、やがて自分のアイデンティティを見つけていく。
現代社会が抱える問題をテーマにしながらも、女子高校生カップルが親や教師、学校や社会に立ち向かい、彼女たちの行動によって周囲の人々や世間の目が変わっていき、やがて彼女たちが自らのアイデンティティを確立していくハートフルなストーリーとなっている。
この物語は、LGBTQのティーンエイジャーが自分らしい生き方を貫く話。さらに、この「The PROM」のもう一つの魅力は、ニューヨークの独りよがりなブロードウェイスターたちの成長の物語でもある。そして、「他人を受け入れる」こと、「寛容であること」の大切さをハッピーな興奮とともに感じることができるミュージカルだ。
この「The PROM」を2019年にブロードウェイで観劇した岸谷が作品に惚れ込み、今回の上演となった。
東京公演:2021年3~4月 TBS赤坂ACTシアター
大阪公演:2021年5月 フェスティバルホール
脚本=ボブ・マーティン、チャド・ベゲリン
音楽=マシュー・スクラー
作詞=チャド・ベゲリン
日本版脚本・訳詞・演出=岸谷五朗
出演=葵わかな、三吉彩花、大黒摩季・草刈民代・保坂知寿(トリプルキャスト)
霧矢大夢、佐賀龍彦(LE VELVETS)、TAKE(Skoop On Somebody)(ダブルキャスト)
岸谷五朗・寺脇康文 ほか
公式サイト=https://www.chikyu-gorgeous.jp/the-prom/