
主演作「ビューティフルドリーマー」は学生時代を追体験しているような感覚
――番組では小川さん主演作「ビューティフルドリーマー」について語られていました。同映画の役どころを教えてください。
「ビューティフルドリーマー」で演じたのは、大学の映画研究会で映画を撮っている学生で、監督をすることになる女性なんですけど、まさに私自身が映画研究会で映画を撮っていたので、追体験しているような気持ちでした。
キャラクターとしては突拍子もない破天荒な人物で、欲望のおもむくままにやりたいことをやっていくっていう監督で。
特にその感じが出てるのはオーディションのシーンで、升毅さん、秋元才加さんが演じるプロの俳優が出てくるんですけれど、彼らに対して、おじけずに無茶な要求をするんです。むちゃくちゃな人物だけど、でもまっすぐなところが魅力だと思います。
――撮影はいかがでしたか?
撮影は部室でのシーンが多かったんですけど、現場に初めて入った時、そのセットや美術が“THE・映画研究会の部室”という感じで、ものすごく懐かしさがあって、そこにまず感動しました。映画研究会の部室って、いろんな人が撮影で使った小道具だとかみんなで回し読みしてる漫画とか、「本当に何に使うんだろう」っていう物まで、いろんな物があるんですけど、そのまんまでした。
「文化祭の前日感」が今もずっと続いている
――収録で「文化祭が好き」とおっしゃっていましたが、映画研究会では文化祭に参加されましたか?
大学では文化祭にがっつり参加したことはなかったのですが、自分が作った短編映画をサークルのブースで上映していました。高校は文化祭が盛んなところだったので、結構気合入れて取り組んでましたね。クラスで劇を発表したり、部長を務めていたジャズ部で演奏会を開いたり。
――文化祭で出店を回った思い出などは?
文化祭当日は、友達と出店や出し物を回ったりして楽しいんですけど、あっという間に過ぎた印象です。むしろ、文化祭の前日の方が思い出深いんですよね。「明日が本番で、このひと夏かけてきたものをみんなで出し切ろう」みたいな空気感。
何かに向かうときのわくわく感というか、「文化祭の前日感」のような感覚は今も物作りをする時は常に抱いていると思います。
毎週金曜深夜2:30ー3:00
BS12 トゥエルビにて放送
【出演】小川紗良、水道橋博士、原カントくん
【ナレーター】工藤遥
https://www.twellv.co.jp/program/documentary/bookstand-tv/



































