<エール>中村蒼、“恩師”への思いを語る「藤堂先生は命の恩人」
恩師を思い、作詞を完成させた鉄男
家が貧しく苦労した少年時代の鉄男。一家で夜逃げをしてしまうが、鉄男に作詞の才能を見出した藤堂は「自分の才能から逃げるな。一生後悔するぞ」とメッセージを送る。やがて大人になった鉄男は、藤堂から紹介された新聞社で働きながら詩を書き続けおり、やがて作詞家に。
その後、物語は戦争へと進み、鉄男は陸軍制作の映画の主題歌の作詞に取り組む。しかし、作業は難航。何度も書き直しを命じられる中、藤堂が出征することを知る。
「俺のことを思って、書いてみてくれないか」という藤堂の願いを聞いた鉄男。作詞を諦めるなと背中を押してくれた恩師・藤堂を思って「暁に祈る」の作詞を完成させた。
中村蒼インタビュー
――鉄男にとって藤堂先生はどのような存在でしたか?
辛かった幼少期に自分の才能に気づいてくれた大きな存在です。自分の好きだった「詩を書く」ということを父親に否定されていたけれど、藤堂先生と裕一には認められました。
藤堂先生の後押しがなければ続けていなかっただろうし、新聞社に勤めることもなく食べていけなかったのではないかなと。困った時にはいつも自分の背中を押してくれて、命の恩人といってもおかしくないですね。
――演じられている森山直太朗さんの印象はいかがですか?
直太朗さんは、優しくて、オープンで、面白い方です。僕もすぐに打ち解けることができました。とても頼りになる方です。
第19週(10月19~10月24日[土]放送)のあらすじ
終戦後、裕一(窪田)は曲を書かなくなっていた。しかし劇作家・池田二郎(北村有起哉)との出会いでラジオドラマ「鐘の鳴る丘」、そして「長崎の鐘」の作曲をすることに。裕一は歌詞の元になった本の著者・永田武(吉岡秀隆)に会いに長崎へ向かう。