「二十四の瞳」放送当日！ 松下奈緒が語る平成版“おなご先生”の魅力とは？
8月4日(日)、松下奈緒が戦時下の香川・小豆島で強く生きた“おなご先生”大石久子を演じるドラマスペシャル「二十四の瞳」(テレビ朝日系)が放送される。
同ドラマは、壺井栄の同名小説が原作で、'54年に公開された木下惠介監督による映画版をはじめ、これまでさまざまな監督やスタッフの手によって映像化されてきた傑作。昭和初期の香川・小豆島を舞台に、師範学校を卒業したばかりの女性教師・久子(松下)と12人の生徒たちの“心の交流”を描く。松下が、22歳の明るく朗らかな新任教師時代から夫や娘を亡くし再び教壇に立つ40歳まで、ヒロインの激動の半生を演じる。共演は玉山鉄二、桜庭ななみ、中村梅雀、濱田岳、吉行和子、柄本明ら。また、'80年にフジテレビ系で放送されたテレビアニメ版「二十四の瞳」で、久子の声を担当した倍賞千恵子がナレーションを務める。
今回、国民が愛した“おなご先生”を演じるに当たり、松下は「最初ビックリしましたね。もちろん、自分がリアルタイムで見ていたものは一番新しい作品だったりしたので、まさか、昭和でこういう先生の役を演じるとは。こういう役に出合うのって、私が勝手に思っているだけかもしれないですけど“運命”だったって思いたいですし、選んでもらえたということに感謝しながら、そういう気持ちを忘れずにやっていることが一つの先生を作り上げる。私にとってはそういう気持ちがあることで、毎シーン毎シーンかみしめているなという感じがあるので、素直にうれしいです！」と、心境を明かす。
大石久子という女性キャラクターは良い教師であり、良い母でもあり、たくさんの名女優がこれまで演じてきたと同時に、教師を志す若者を導いてきた。松下も教師に憧れていたということもあり、実際に教師を演じた感想を「絶対に『音楽の先生をすごくやりたいなあ』と思っていた時もあったので、今回本当に小学生の一番かわいいキャピキャピピチピチした12人で、一緒に遊んで、笑って、泣いて…みたいなことを、もちろん役でですが、体験できるというのはすごく貴重だなとも思います。それにこういう経験って“お母さん”とはまた違うし、“先生”という特別な職業でしか味わえないスペシャルな感じがすごくしました」と、特別な思いを感じたよう。
また、松下は視聴者へ向けて「子供と大人って絶対価値観も違うし、感じることも違うと思うんですけど、追いかけているものって実は一緒なのかなと思うので、子供を持たれている大人はもちろん、昭和を知らない小学1年生、2年生の小さい子供たちにも見てほしいです。どの世代の人でも、どこか何か引っかかるものが絶対ある作品だと思うので、どういう人にというよりも全ての人に見てもらえれば一番うれしいですね。私は昭和ギリギリなので、たぶんそういう意味では、『あー…ちょっと違うなあ』と思われる部分もあると思いますけど、でもやっぱりそれはそれとして、受け入れてもらえるように頑張りたいなと思いますし。そういう意味ではみんなに見てもらえる作品に育って欲しいなと、すごく思います！」とアピールした。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
8月4日(日)夜9:00-11:10
テレビ朝日系で放送
