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世界王座へ挑戦する井上尚弥「僕がチャンピオンになるところを皆さんに見てほしい」

2014/04/05 10:00

4月6日(日)の「BOXING ダイヤモンドグローブSP」で世界タイトルに挑戦する井上尚弥(左)と3度目の防衛に挑む八重樫東(右)
4月6日(日)の「BOXING ダイヤモンドグローブSP」で世界タイトルに挑戦する井上尚弥(左)と3度目の防衛に挑む八重樫東(右)

4月6日(日)夜10時から放送される「BOXING ダイヤモンドグローブSP」(フジ系)。20歳の天才ボクサー・井上尚弥の日本最速記録プロ6戦目での世界王座への挑戦(WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ)と、WBC世界フライ級チャンピオン・八重樫東の3度目の防衛戦の模様を伝える。

今回、井上は日本最速記録をかけてプロキャリア6戦目で世界王座に挑戦。ここまで、日本ライトフライ級王座、OPBF東洋太平洋ライトフライ級王座と続けて日本最速の記録で獲得し、いよいよ世界チャンピオンへの挑戦となった。過去最速で世界の頂点に上り詰めるという記録を打ち立ててきた選手は、具志堅用高(9戦目)、辰吉丈一郎(8戦目)、井岡一翔(7戦目)など、人気と実力を兼ね備えた名王者ばかり。そこに井上も名を連ねることができるのか? 今回井上が挑戦する世界王者、アドリアン・エルナンデス(メキシコ・28歳)は、4連続防衛中で打ち合いを好む実力者。世界戦を約3週間後に控えた井上に、その心境をインタビューした。

――世界への挑戦が迫ってきました。今の心境は?

今は楽しみになってきています。世界戦になるとまず、国歌斉唱がありますよね。そして最初にリングに上がったときにWBCの会長がいて…とかリングに上がったときの雰囲気が通常の試合と全然違って、そこで緊張感がかなり増すと思うので(笑)、まずはそこからイメージしていますね。

――プロ6戦目で世界タイトル獲得という日本最速記録への挑戦ですね

はい。必ず取らなきゃなとは思っています。でも、記録にプレッシャーを感じるのは良いことではないと思うので、それほど考えないようにしています。今はKO勝ちでなくても、判定勝利でもいいと思っているので、勝ちに徹してとにかく勝つことを考えたいと思っています。

――相手と向き合って恐怖心はないですか?

殴り合うことに対する恐怖心は全くないですね。相手と向き合うのは楽しみです。ボクシングはただ殴り合うだけでなく、その中で駆け引きとか技術とかがあるので…今はそれが楽しいという感覚に変わっていっていますね。

――“怪物”や“モンスター”という井上選手の通称はいかがですか?

(怪物は)最初のプロ入りの会見のときに大橋会長に言われたんですよ。そのときはビックリしましたね(笑)。最初は正直言って、好きじゃなかったんですが…(笑)、今は慣れてしまったというか、そういうふう(怪物)になれるように頑張ればいいかなって思っています。

――ボクシングを始めたきっかけは?

小学校1年生くらいのときですね。父がボクシングをやっていたのを見て始めたんです。詳しいことはあまり覚えていないんですが、楽しかったこともつらかったこともありましたね。でも、楽しかったから続けてこられたんだと思います。父は小さいころは厳しかったというか、ものすごく熱かったです。プロ入りは自然の流れでしたね。

――父・真吾氏は、父親兼コーチですが、どちらの存在が大きいですか?

うーん、やっぱり父親って方がでかいでしょうか? どうなんですかね。実はあまり分けて考えていないんです。ジムに来たら瞬間にコーチですし、練習が終われば普通の父ですし、そんな感じで自然に見ています。

――家族に対しては今、思うことは?

父はもちろんですが、アマチュア時代から家族にはずっと支えてきてもらっているので、今度の試合に絶対に勝って、ベルトを見せたいですね。

――ボクシングは井上選手にとって何?

そうですね、“人生”って言ってもいいと思います。ずっとやってきて、これからも人生賭けてやっていくものです!

――試合を見てくれる方へメッセージをお願いします。

自分が試合を終えて“勇気をもらった”って言われることが一番うれしいです。そういう“勇気”を与えられるような試合をしていきたいと思っています。ぜひ、僕がチャンピオンになるところを皆さんに見てほしいですね。スピードを生かしたボクシングを見てほしいです。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

井上尚弥プロフィル
小学校1年から父の下でボクシングを始め、小学校6年のとき全国大会に出場し注目を集める。新磯高校(現・相模原青陵高校)1年でインターハイ、国体、選抜の三冠を達成。アジアユース選手権でも銅メダルを獲得する。高校3年で、高校生初のアマチュア7冠を達成。'12年大橋ボクシングジムに入門、プロデビューの会見で大橋会長から“怪物(モンスター)”の通称をもらう。'13年8月、日本ライトフライ級王者の田口良一(ワタナベ)と対戦し判定勝ちで辰吉丈一郎と並ぶプロ4戦目での日本王座を獲得する。同年12月、OPBF東洋太平洋ライトフライ級王座決定戦でKO勝利、王座を獲得する。
プロボクシング戦績:5戦5勝(4KO)無敗

「BOXING ダイヤモンドグローブSP」
4月6日(日)夜10:00-11:15(延長あり)
フジ系にて放送

放送予定カード:
WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ
「アドリアン・エルナンデス(メキシコ)vs井上尚弥(大橋)」
WBC世界フライ級タイトルマッチ
「八重樫東VSオディロン・サレタ(メキシコ)」

MC=千原ジュニア、三宅正治アナ、加藤綾子アナ
ゲスト=村田諒太(ロンドン五輪ミドル級金メダリスト、東洋太平洋ミドル級1位)、内山高志(WBA世界スーパーフェザー級チャンピオン)
解説=川島郭志(元WBC世界スーパーフライ級チャンピオン)
実況:森昭一郎アナ、竹下陽平アナ

画像一覧
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  • 4月6日(日)の「BOXING ダイヤモンドグローブSP」で世界タイトルに挑戦する井上尚弥(左)と3度目の防衛に挑む八重樫東(右)
  • 【画像】日本最速プロ6戦目での世界タイトル獲得の記録に挑む井上尚弥(20歳)
  • ボクシングに向き合う姿勢はいつも真摯
  • 父でありコーチである真吾氏と試合に向けトレーニングする

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