「四月は君の嘘」花江夏樹『“中学生”感を出したい』
フジテレビ系ノイタミナ枠で10月9日(木)スタートの新アニメ「四月は君の嘘」は、「月刊少年マガジン」(講談社刊)で連載中の同名漫画を原作に、音楽を題材にした青春ラブストーリー。
母親の死がきっかけでピアノが弾けなくなった14歳の少年・公生が、情熱的な演奏をするバイオリニストの同級生・宮園かをりと出会うことで、挫折と向き合い成長していく姿が描かれていく。
主人公・有馬公生を演じる、花江夏樹にインタビュー。出演が決まった時の感想や収録について、キャラクターを演じるにあたっての思いを聞いた。
■花江夏樹さん(有馬公生 役)インタビュー
――まず、出演が決まった時の感想をお願いします。
主人公に決まった時は、テンションが上がりました。歌うことや音楽が好きなので、題材が魅力的で、オーディションに受かりたいという気持ちが強かったです。もちろんプレッシャーもありましたが、うれしかったです。
――演じるにあたって、意識していることや苦労した点はありますか?
最初は原作を声に出して読んだりして、闇を抱えたイメージでテンションを低めに、アフレコに臨みました。ですが、監督から「もうちょっと中学生らしい明るさで演じてほしい」と言われ、重いセリフのニュアンスを工夫するなど明るくなるよう演じました。中学生にしては大人っぽいキャラクターなので、どこで“中学生”感を出せるかにも気を使っています。
――収録や共演者の方との雰囲気はいかがですか?
メーンの共演者の方とは面識があったので、1話のアフレコからリラックスして臨めました。休憩中も和やかな雰囲気でお話していたりするんですが、本番では気を引き締めて取り組んでいるので、メリハリのある良い現場です。あと、僕のデビュー作が音楽関係の作品だったのですが、(宮園)かをり役の種田さんがその作品で僕の伴奏をするキャラクターを演じていて、今回は逆の立場で共演できて、なんだかうれしかったです。
――印象的なシーンやお気に入りのシーンはありますか?
ギャグシーンは全般的に好きですね。作品としては全体的に重めの作品かなと思うのですが、その合間にギャグシーンが入ることでバランスが取れていると思います。演奏シーンも原作だと想像するだけですが、音と映像が合わさって表現されるので、アニメならではの見どころだと思います。僕もクラシックは詳しくないですが、良い曲だなと思うので、より音楽に興味を持っていただけると思います。
――もし、こんな展開があったら面白いなと思うことがあれば教えてください。
そうですね、(公生と同級生で幼なじみの)椿や渡も楽器を弾けたら良いかも。渡はギターを弾けそうなので、バンドを作っちゃうっていうお話があっても面白そうですね。
――最後に、ファンの方にメッセージをお願いします。
僕も原作を何度も読んでボロ泣きしてしまうすてきな作品です。いろいろ悩んで、監督と相談しながら、より良い公生を演じられるよう頑張っています。それが、見ている方にも伝わるよう、気合いを入れてアフレコをしていきますので、最後まで楽しんでほしいです。
10月9日(木)スタート
毎週木曜夜1:20-1:50
フジテレビ系にて放送
※初回は夜1:15から