広瀬すずが涙!涙!のクランクアップ
3月14日(土)が最終回となる「学校のカイダン」(日本テレビ系)で、主演を務めた広瀬すずがクランクアップを迎えた。
本作は、“底辺”女子高校生の生徒会長・春菜ツバメ(広瀬)が、スピーチライターの雫井彗(神木隆之介)の力を借り、“言葉の力”で不条理だらけの学校を変えていく姿を描く物語。
クランクアップを迎えた心境を聞かれた広瀬は「昨日もきょうもほとんどせりふがないシーンなので、終わるっていう感覚がないです。スピーチで全部出し切って終わりだったら達成感があったと思うんですけど(笑)。明日になったら『きょう撮休なんじゃないか』って感覚なんだろうな」と実感がない様子。
しかし「初めて寝ないでせりふを覚えたり、作品に対して『こうしたい!』っていうのも多くて。今回はすごく話し合って、自分がお芝居に対してすごく熱くなったなーって感じました。この前、雨の中、生徒役の人もエキストラの人もたくさんいるスピーチのシーンで、『もう一回いいですか』ってやり直しました。申し訳ないと思ったんですけど、最終話で後悔しないようにやってねって言われたし、ちゃんとやりたくて。そう思えたのは今までになかったです」と満足そうな表情を見せた。
印象的なシーンについて広瀬は「スピーチ全部です」と振り返る。「第1話のスピーチは自分の感情を話すもの。あとは他の人を救いたいっていうツバメの思いからのスピーチ。第7話では神木さんがスピーチをやって、私は5行しかなかったんですけど、『スピーチやりたいな』って思うくらいスピーチのシーンは気持ちが良かったです」と、撮影当初は苦手だと言っていたスピーチもすっかり気に入ったよう。
共演者について聞くと「生徒会はどんどん雰囲気が作られていって、ひとつになっていく感じがありました。お芝居に対する話もよくしていました。キャラクターが濃い人や面白い人たちばかりだったので笑う楽しさもあるんですけど、こういう空間にいられたことが幸せでした」と明かす。
また、「自分の演技はツバメのように感情のまま走ってしまうので、神木さんのお芝居を見て、いつも『この人すごいな』って(笑)思っていました。いろんな面で感じることがすごく多かったので、他の人以上に、神木さんのお芝居に圧倒されましたね」と目を輝かせた。
さらに、「第1話からずっと、スピーチのシーンで生瀬(勝久)さんが一緒に“ツバメ”を作ってくださいました。せりふの言い方についても『そっちの方が、聞いている側はさらに強いなって思うよ』ってワンポイント講座を設けてくれたり。浅野(温子)さんはカメラが回っていないところではすごくおちゃめな方だなっていう印象だったんですけど、お芝居になると、『なんだこの表情は!?』って思うことがたくさんありました」と語った。
疲れはあったがストレスはあまりなかったという広瀬。撮影は大好きなニラを1日3食食べて乗り切ったそう。しかし、終わったらやりたいことを尋ねられると「何も考えず、早い時間に寝たいです(笑)」と笑って見せた。
花束贈呈のときには、数日前にアップした神木も駆けつけ「いやぁ、終わっちゃいましたね~…なんて言うかバーーーカ!!」と、彗のせりふで場を和ませる一幕も。
共演者たちが花束を受け取りあいさつする様子を、涙ながらに聞いていた広瀬。自分の番になると声を震わせながら「正直すっごい怖いこともあったけど、たくさんの方に助けてもらって、応援してもらって、世界一幸せ者なんじゃないかって思いました。ここまでこれたのは皆さんのおかげです。ありがとうございました」と深く一礼した。
最終話では、ツバメが廃校を阻止するため学校に立てこもる。ツバメは彗と蜜子(浅野)の争いを止めることができるのか、ツバメは最後に何をスピーチするのかに注目だ。
3月14日(土)夜9:00-9:54
日本テレビ系にて放送