山崎賢人が明かす「まれ」の裏側。癒やしの存在とは?
パティシエに憧れるヒロイン津村希(土屋太鳳)の成長を描く、連続テレビ小説「まれ」(NHK総合ほか)が現在放送中。希の同級生・紺谷圭太を演じる山崎賢人は、祖父の影響で輪島塗職人を志す役どころ。そんな山崎に、ドラマの裏側と今後の展開について語ってもらった。
――輪島塗職人を目指す役ですが、どのような役作りをされたのでしょうか?
「圭太が輪島塗のキリコを修理するシーンでは、本当の漆職人さんから技術を教わりました。自分自身、手先は割と器用な方。とはいえ緊張しながら塗っていたら、職人さんから、『筋がいいね』と結構褒められてうれしかったですね。重ねて色を塗っていくのってすごく集中力がいるし、知れば知るほど奥深い作業で。やればやるほど、圭太の輪島塗への愛や、熱くなる気持ちが分かってきました。自分自身も今、俳優として目の前にあるものを一つ一つ、丁寧に一生懸命にやってるので、夢に真っすぐな圭太に共感できます」
――劇中、希が作ったおいしそうなスイーツが登場するのも見どころですが。
「甘いもの、好きですよ。第2週の『告白シュークリーム』では、カットがかかってからも食べちゃったくらい。4個は食べたかな。劇中に登場するスイーツは、みんな本番OKが出ても、『おいしい!』って食べてますね。甘いものを食べるシーンがおなじみなので、しょっぱいお煎餅を差し入れしたら意外と好評で。しょっぱいものを食べると、不思議とまた甘いものが食べたくなるんですよね(笑)」
――現場では、共演者の方とはどんなお話をしているんですか?
「寒い日の能登ロケでは、撮影の合間に太鳳ちゃんとキャッチボールをして体を温めました。輪島高校の同級生役はみんな仲良しです。また、劇中に出てくるイヌとネコが本当にかわいくて、僕も太鳳ちゃんもずっとかまってて、癒やされています」
――和やかな現場なんですね。物語では、希と圭太が次第に惹かれあっていきますが。
「夢に向かって一歩踏み出した2人は、同じようなことに悩んでいるから、分かり合える。言い合いになるのも互いのことを思うからこそ。圭太は恋愛のことになると、ぎこちなくて全然うまくいかないんですよね(笑)。2人がどうなっていくのか気になるし、幸せになってほしいと願うばかりです。個人的には希みたいな"地道にコツコツ"がモットーの堅実派な女のコって素晴らしいなって思います。自分もお芝居に対して、コツコツ努力を重ねて、力にしていきたいと思っています」
毎週月から土曜 朝8:00-8:15ほか
NHK総合ほか