阿部寛&黒島結菜で被爆地・広島の実話をドラマ化
NHK総合では8月10日(月)に、戦中・戦後の広島を舞台にしたドラマ「戦後70年 『一番電車が走った』」を放送する。出演は黒島結菜、阿部寛。
「一番電車が走った」は、原爆投下翌日から路面電車を復旧させようと作業を始めた電鉄社員と、戦地に赴く男性の代わりに路面電車に乗務し、運転も任されていた少女たちの実話を基にしたドラマ。
昭和20年8月9日、焦土と化した広島の街を1台の路面電車が走り始めた。生き残った電鉄会社の社員が、原爆投下の翌日から復旧作業に当たっていたのだ。
曲がったレールに槌を振り下ろし、架線を張り直す。かくして、被爆からわずか3日後、一部路線での運転再開にこぎ着けた。
男性が戦地に出払っているため、運転士は10代半ば、電鉄会社の家政女学校で学びながら働く少女たちが担当。雨田豊子(黒島)も頭に包帯を巻き、運転席に立っていた。そして終戦後、「電車が動いたら広島は復活する」と信じる電鉄会社の電気課長・松浦明孝(阿部)は、主要路線の1カ月以内の復旧に向けて立ち上がる。
戦後70年のことし、原爆投下と終戦の混乱の中、復興への一歩を踏み出した人々の姿を描く。
8月10日(月)夜7:30-8:43
NHK総合で放送