子安武人“ジョジョ”上映会で「主人公はDIO」!?
6月19日に、TOKYO MXより順次放送の第48話を持って完結を迎えるアニメ「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」(毎週金曜夜0:30-1:00、TOKYO MXほか)が、最終回の先行上映会を開催した。上映会にはメーンキャストの小野大輔(空条承太郎役)と子安武人(DIO役)が登壇し、作品やこれまでの収録について振り返った。
「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」は、単行本累計販売部数6800万部を超える人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」(集英社刊)のアニメ第3シリーズ。特殊能力を体得した一家の血を引く高校生・空条承太郎が、100年前から因縁を持つ吸血鬼・DIOとの戦いに挑むストーリーとなっている。
当日は雨にも関わらず多くのファンが駆け付け、ステージに現れた小野が承太郎の決めぜりふであいさつすると、会場からは女性ファンの黄色い歓声が上がった。
一方、上映会には初参加という子安が緊張で恥ずかしそうなしぐさを見せると「かわいい!」と声が掛けられていた。
まず、上映会恒例ということで小野と子安も客席から第46話、第47話の上映を観賞。再びステージに上がった子安が「なぜDIOをいじめるのか?」と疑問を口にすると、小野はすかさず「この旅はDIOが原因で始まった」と返す。
すると、2人は互いにストーリーについての持論を展開し、最終的には「承太郎たちが仲間と出会い、成長できたのはDIOのおかげ」と語る子安の主張に、小野も渋々同意する形で落ち着いた。
さらに、子安はDIOについて“時を止める能力に磨きをかけるため頑張る努力家”と分析し、「本当ならDIOが主人公でもおかしくない」と力説した。
また、小野が見どころに挙げた、DIOが「ザ・ワールド」と能力を発動させるシーン(第46話)について話が移ると、子安は最初にイメージしていた演技ではなかったことを明かした。
小野も自宅での練習と本番では逆の演技になってしまうことや、承太郎の「オラオラオラ」という攻撃するせりふが最初は遅く、子安から指摘を受けたと苦笑い。だが、憧れの子安との共演に、DIOを意識して収録に臨んでいたことや最終回の収録は「どうやって演じていたか覚えていない」と語るほど全力で演じた様子が伝わってきた。
そして、互いに共演できた喜びや共演者との関係性を振り返る中、小野が共演者から子安宛てに受け取ったというメールを代読。ジョセフ・ジョースターを演じる石塚運昇の「6人で旅ができたのはDIOのおかげ。ありがとう」というメッセージに、子安は笑顔を見せた。
最後に、放送当日の朝に完成したという第48話の上映が終了すると、客席で見ていた小野や子安、上映会に来ていた他の共演者らに熱い拍手が送られた。
毎週金曜夜0:30-1:00
TOKYO MXほかで放送
※TOKYO MXでは、6月19日に放送終了