堀北真希が“夫婦”で「いい報告ができて良かった」

2015/08/08 18:35 配信

ドラマ

「妻と飛んだ特攻兵」に出演する成宮寛貴、堀北真希(写真左から)

「妻と飛んだ特攻兵」に出演する成宮寛貴、堀北真希(写真左から)

昭和20年8月15日の玉音放送から4日後、8月19日の満州で特攻隊員の夫と戦闘機に乗って飛び立った妻。太平洋戦争末期に実在した夫婦の実話を映像化した「戦後70年ドラマスペシャル 妻と飛んだ特攻兵」(テレビ朝日系)が、8月16日(日)に放送される。

それに先駆け、妻・山内房子を演じた堀北真希と、夫・山内節夫役の成宮寛貴が東京・世田谷山観音寺にある特攻兵を祭った慰霊碑をお参りし、ドラマの撮影が無事に完了したことを報告した。

世田谷山観音寺の「神州不滅特別攻撃隊之碑」は、ドラマでは杉本哲太演じる道場隊長のモデルとなった箕輪三郎氏ら戦友たちの尽力によって昭和42年に建立。節夫のモデルとなった谷藤徹夫氏、妻・房子のモデルとなった朝子氏夫妻らの“特攻”は、戦争終結後であったことから命令違反とみなされ、戦後、政府から戦死認定、そして遺族への補償が満足にされなかった。しかし、箕輪氏らの働きによって当時の厚生省の戦没者認定を受け、ひいては世田谷山観音寺に慰霊碑を建立することができた。

堀北、成宮の二人は厳かな表情で、花束を手にゆっくりと慰霊碑に歩み寄ると、静かに献花。手を合わせると、せみ時雨の中、住職の読経に頭を垂れた。

今回のお参りでドラマの撮影終了を報告した二人だが、実は堀北は撮影前にも世田谷山観音寺を訪れお参りをしていたという。資料を読むうち、慰霊碑が都内にあることを知り、ぜひ行ってみたいと自ら寺を訪ね、慰霊碑に手を合わせたそうだ。

堀北は「無事に撮影が終わったと、いい報告ができて良かったと思います。実在したご夫婦がモデルになっている話ということで、撮影前に資料をいただいたんですけど、その中でここの慰霊碑のお話があったんです。都内でも身近な場所にあるのに、全く知らなかったので、ぜひ行ってみたいと思っていました」と、参拝の感想を明かした。

また、“勝負服”の白い服装でお参りした堀北は「夫の特攻機に乗り込むというすごく大事なシーンでは白いワンピースを着せていただきました。なので、きょうも白の服にしました。実際にご夫婦が特攻した日(8月19日)に近い日に、このドラマがオンエアされるということは、私たちにとっても、見てくださる方にとっても心に響くものが大きいと思います。戦争を知らない私たちの世代にとって、自分が学んだことを後世に伝えていくということが大事だと思います」と、強い気持ちで明かした。

一方、房子の夫・節夫役の成宮は「きょうここに来てやっと撮影が終わった気がします。ドラマでは戦争を背景に妻の房子さんとの夫婦愛を描いているんですが、戦争が始まったころと終わったころで二人が食卓を囲むシーンの空気感が変わっていくんです。ここに来て、そんな夫婦ならではの愛情表現のシーンを思い出しました」と、感慨深い表情を見せた。

戦後70年の年で戦争について考えることも多いが、戦争を知らない世代にとって戦争との向き合い方は難しいもの。成宮自身も戦争作品を見るとき、現代との感覚が違い過ぎて「?」となることが多いとか。

成宮は「戦争を知らない僕らが戦争を伝える、というところに、僕らがこのドラマに出演した意味があると思います。戦争作品を見るのはちょっと重いので避けてしまいがちですが、このドラマはラブストーリーにもなっているので戦争作品が苦手な方々にも見ていただけると思います。オンエアの日は、日本人として戦争に行ってくれた人たちに対して感謝の気持ちを持てる日になればいいと思います。戦争を少しでも感じてもらえる日にしてもらえたらうれしいです」と、アピールした。

戦後70年ドラマスペシャル「妻と飛んだ特攻兵」
8月16日(日)夜9:00-11:24
テレビ朝日系で放送

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