東山紀之が新春時代劇で織田信長に「運命と思った」
テレビ東京系で'16年1月2日(土)に新春時代劇「信長燃ゆ」(仮)の放送が発表され、主演が東山紀之に決定した。
'79年から毎年1月2日に放送される長時間の同シリーズは、38作品目を迎える。
同番組は、直木賞受賞作家・安部龍太郎の同名小説をドラマ化した作品。天下統一を志した織田信長の野望の真実に迫る歴史大作だ。
これまでも「必殺仕事人」シリーズ('07年ほかテレビ朝日系)や「大岡越前」シリーズ('13年ほかNHK BSプレミアム)で時代劇に出演してきた東山だが、織田信長役は初。
信長は「天下布武」を掲げ、破竹の勢いで天下統一を狙う類まれなる器の戦国武将で、世の中の全ての権威を打破し、権威の象徴であった朝廷の上に立ち、世界に羽ばたく国を目指した人物。本能寺において明智光秀の急襲を受け、最期を迎えたのはあまりにも有名なエピソードだ。
物語は、天下人へと駆け上がっていく信長と、信長に憧れと嫉妬の念を持つ関白・近衛前久との対決を縦軸に進んでいく。また、武家と朝廷の対立に巻き込まれながら信長と深い関係に陥っていく親王夫人・勧修寺晴子や、明智光秀、羽柴秀吉、徳川家康など信長の周囲を取り巻く人間ドラマを交えつつ、「本能寺の変」までの約1年半をスリリングに描く。
■主演・東山紀之のコメント:信長が亡くなったとされるのは49歳。同じ年になって信長を演じる機会をいただきました。残酷な面と裏腹にみんなに慕われるカリスマ性。自分自身がそれを演じ、どのように彼が日本の進むべき道を考えたのか探りたいと思っています。
時代劇は年とともにやれる役が変わってきますが、やりたかった役の一つが信長でした。それを演じられるのは幸せなこと。50歳を前にこの話がきたのは運命だと思いました。いいチャンスをいただけたと思って全身全霊でやっていきたいです。信長が天才だったのは間違いないので、彼のひらめきに説得力を持たせられればいいなと思います。
一番楽しみなシーンは本能寺。みんな知っている有名なシーンなので、どうやっていくのか、僕自身も楽しみです。
■山鹿達也プロデューサーのコメント:信長の天下統一目前にして、なぜ「本能寺の変」は起こったのか…、また信長がその先に見ていたものとは何だったのか…。今回の「信長燃ゆ」は、信長晩年の約1年半の間、「本能寺の変」の真相を史実と大胆なフィクションを織り交ぜて描き、歴史ファンだけでなくミステリーファンの興味をそそる内容でお届けします。今回、織田信長役には、絶対的なスター性とカリスマ性を併せ持ち、人気、実力ともに兼ねそろえている東山紀之さんをおいて他に考えられませんでした。
多くの時代劇に出演され、大人の色気と円熟味をますます増した東山さんが演じる信長に、幅広い層の多くの視聴者は魅了されるものと確信しています。ぜひ、ご期待ください。
'16年1月2日(土) 放送時間未定
テレビ東京系で放送
原作=安部龍太郎
脚本=塩田千種
演出=重光亨光
出演=東山紀之ほか