宮藤官九郎最新作に宮沢りえが参加「即答しました」
TOKIO・長瀬智也と神木隆之介が出演する宮藤官九郎監督最新作「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」に、大助(神木)が恋するヒロインの20年後の役として宮沢りえが出演することが決まった。
宮沢は「宮藤さんはお仕事を一緒にしたいなぁと思う人の1人でしたので、オファーを受けて即答しました。 脚本を読んで、多少戸惑いはありましたが、振り切れた世界に絶望と希望が塗れていて、参加できて、心からうれしいです」と、笑顔を見せた。
「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」は、日本のエンターテインメント界をリードする宮藤の完全オリジナル作品で、本作の舞台は“地獄”。不慮の事故で17歳にして命を失った高校生・大助が、目覚めるとまさかの地獄に。
大して悪いこともしていないはずなのに、大好きなひろ美ちゃん(森川葵)とキスもしていないのに、このまま死ぬには若過ぎる…。ロックバンドを率いる赤鬼の“キラーK”と出会った大助は、彼から地獄の仕組みを学び、ひろ美ちゃんとキスするために現世へのよみがえりを目指して奮闘する。
地獄専属ロックバンド地獄図(ヘルズ)のボーカル&ギターで、地獄農業高校の軽音楽部顧問の赤鬼・キラーKを演じるのは、7年ぶりの映画主演となる長瀬。
17歳という若さで地獄に落ち、大好きなクラスメートへ会いたい一心でキラーKと生き返りを目指す高校生・大助を神木が演じる。その他、尾野真千子、森川、桐谷健太、清野菜名、古舘寛治、皆川猿時、古田新太ら豪華キャストの出演も決定している。
そしてこのたび、地獄に落ちた高校生・大助が恋するヒロイン・ひろ美の20年後の役として、宮沢の出演が決定した。宮沢は昨年の邦画を代表する作品として大きな話題を呼んだ「紙の月」で各国内映画賞を多数受賞し、来年秋公開の映画「湯を沸かすほどの熱い愛」では、余命宣告を受けた母親役に挑むことも話題となっている。
宮藤監督が手掛けた脚本に強く引かれて出演を決めた宮沢は「今回はヒロイン的なポジションですが、またのチャンスかあれば、振り切り枠に、呼んでいただきたいな…と思っています。訳あって動物に扮(ふん)した神木さんとの共演もかなり、忘れられないシーンになりました」と、振り返った。
そんな宮沢に対し、宮藤は「ひろみ役は『たたずまいが印象的な大人の女性』が良いと思い、駄目元で宮沢さんにお願いしましたところ、やっていただけるということで、とりあえずビックリしました。現場では、テストの時点でほぼ言うことがなく、スタッフの手前、何か言った気もしますが、そのたびに芝居が変化し、その柔軟さにうならされました」と絶賛した。
また、その他の追加キャストも続々と決定。地獄のガールズバンドのドラマー役にシシド・カフカ、ベーシスト役に清、大助の母親役に坂井真紀、役どころは明かされていないが宮藤作品の常連の個性派俳優・荒川良々も参戦する。
豪華なキャストを迎え、死ぬほど笑えるコメディーがより一層面白くなりそうだ。
公開日未定