千葉雄大の「こっちで寝てもいい?」に松井愛莉が赤面
小説投稿コミュニティーサイト「E★エブリスタ」で人気となり書籍化された“通学シリーズ”の映画版「通学電車」「通学途中」に出演する千葉雄大、松井愛莉、中川大志、森川葵、そして監督を務めた川野浩司氏が、9月21日に完成披露上映イベントに登壇。千葉と中川は試写会を見に来た女性ファンに、胸キュンぜりふを生披露した。
「通学電車」は、電車で毎朝見掛ける憧れのハル(千葉)に、片思いするユウナ(松井)に突然巻き起こる非日常生活を描く純愛ファンタジー。
一方、「通学途中」は、内気で恋に不器用な女子高生ユキ(森川)とユキの片思いを温かく見守るコウ(中川)を取り巻く三角関係的な展開を描くラブストーリーだ。
今回の役について、千葉は「すごくファンタジーな設定だと思うんですけど、柔らかい面とクールな面がありまして。そこを演じ分ける感じでやらせてもらいました。撮影楽しかったですよね」と、松井と向かい合ってニッコリ笑顔で語った。
自分が相手に見えていないという演技については「何をやっても見えないから怒られないんで、自由にやりました。まあ、でも普段から存在感なくやっているんで…」と自虐を交えて明かす。司会者から、「もし実際誰にも見えなかったらどうする?」と聞かれると「とても、ここでは言えないです」と、意味深なコメントをし、松井らを赤面させた。
一方、ある日突然目を覚ますと大好きな人が隣で寝ているという役を演じた松井は「実際ではあり得ないことなので、想像力を働かせました。結構ユウナは自分と似ている部分があったので、自分だったらどういう反応をするのかなとか考えながら。私もなかなか思ったことが言えないので、ユウナと性格が似ています」と自己分析した。
「通学途中」のヒロインを演じた森川は「ユキは自分の片思いをしている好きっていう気持ちに気付いていなくて、好きというよりは憧れのようなものかなと思って演じていました。キョースケ(赤楚衛二)を目の前にしたときのその場の空気とか、キョースケの演技に反応していくように演じていました」と、自分の演技を振り返った。
ユキは一人芝居やメークでどんどんアプローチをする女の子だが、森川は「私はアプローチできないです…恥ずかしくて。でも、好きだから会いに行っちゃうっていうのはかわいいですよね。積極的で頑張るかわいい子だなと思いました」と、笑顔で評した。
そんなユキを見守るコウ役の中川は「コウはとにかくずっと待ち続けている役どころというか。ユキに思いを寄せながらも、ユキには好きな相手がいて、それを見守ってあげる。演じていて切ないなと思ったんですけど、いつもそっとそばにいてあげるさりげなさのようなのが格好いいなと思って演じていました」と胸を張る。
司会者から、自分と似ていると思うところはあるかと聞かれると、中川は「基本的にコウは自分からアクションを起こさないというか、待ち続けるタイプの男の子なんですけど、ちょっと僕はあんなに待てないなあって思いました」と、真剣な顔で話すと、横で聞いていた千葉は「プッ」と思わず吹き出してしまう。これには中川も「ちょっと、何で笑うんですか!(笑) 待てないですよね?」と、赤面しながら突っ込んでいた。
このやりとりを見ていた司会者に「お二人は普段から仲良しなんですよね?」と振られるが、千葉は「いや、そんなことないです」と冷たく突き放す。それを受けて中川は「ちょっと! 仲良しでしょ。そう言ってくださいよ」と、同意を求め、千葉は仕方なく(?)「うん、仲良し仲良し」と同調した。
中川は千葉について「お兄ちゃんみたいで優しいんですけど、結構ツンデレですね。冷たくされたりもするんで」と言えば、千葉は「それは愛情の裏返しです」と返し、中川はまんざらでもない笑顔を見せていた。
さらに、ファンからTwitterで募集した「通学シリーズ」のハルとコウの胸キュンせりふ人気1位のものを千葉と中川が生で読み上げるコーナーも。
まず、中川は「僕はいつでも君を待っている。今でも君に会いたい。いつだって僕は君に会いたい」とコウのせりふを披露。言い終わるや「恥ずかしい!」と絶叫し、隣で聞いていた森川に「耳赤いよ!」とからかわれていた。
一方、千葉は「きょう、こっちで寝てもいい?」と、王子様キャラ全開でせりふを発すると、観客の女性ファンが悲鳴のような歓声が起こる。せりふを言った感想を聞かれた千葉は「まあ、日ごろから使っているようなせりふなので…。というのはうそなんですけど、恥ずかしいですよそりゃ」と、ボケつつ、ちょっぴり照れていた。
11月7日(土)より、池袋HUMAXシネマズ、渋谷HUMAXシネマズほか全国順次公開
「通学シリーズ 通学途中」
11月21日(土)より、池袋HUMAXシネマズ、渋谷HUMAXシネマズほか全国順次公開