第86回ドラマアカデミー賞で「民王」が4部門受賞!
10月28日、「週刊ザテレビジョン」で'94年から行われている社会的に反響のあったドラマや強く視聴者の心に残ったドラマを部門ごとに表彰する“第86回ドラマアカデミー賞”が発表され、テレビ朝日系の「民王」が、最優秀作品賞、助演男優賞、脚本賞、監督賞の4部門を受賞した。
【作品賞】
1位「民王」、2位「ど根性ガエル」(日本テレビ系)、3位「連続テレビ小説『まれ』」(NHK総合ほか)
1位に輝いた「民王」は、「配役も脚本も演出も何もかもが最高!」という賞賛を集め、読者票、TV記者票、審査員票を総なめ。入れ替わりモノという、成功例が少ないジャンルで、突出した人気を得たのは、随所にちりばめられた小ネタと、主演の2人の高い演技力に他ならない。
本誌で連載中の漫画化・カトリーヌあやこ氏も「オトメンなエンケン(遠藤憲一)に、どSな菅田将暉くん。どちらも甲乙つけがたい素晴らしさで、スミからスミまで面白かった」と、絶賛している。
【主演男優賞】
1位「デスノート」(日本テレビ系)窪田正孝、2位「民王」遠藤憲一、3位「民王」菅田将暉
1位に輝いた窪田は、“眼球の演技”で大きな話題を集めた。デスノートの魔力によって回を追うごとに増していく不気味さが、平凡な大学生から“ダークナイト”へと変貌するさまを見事に表現していた。「キラの目の表情が鬼気迫るものがあった」という意見が多数寄せられたのも納得だ。
【主演女優賞】
1位「表参道高校合唱部!」(TBS系)芳根京子、2位「連続テレビ小説『まれ』」土屋太鳳、3位「探偵の探偵」(フジテレビ系)北川景子
1位に輝いた芳根は、何と言っても連続ドラマ初主演のフレッシュな演技が受賞の決め手となった。両親の離婚危機や、廃部寸前の合唱部を救うため奔走する姿が「完全に香川真琴そのもの!」などと、反響を呼んだ。
【助演男優賞】
1位「民王」高橋一生、2位「連続テレビ小説『まれ』」大泉洋、3位「連続テレビ小説『まれ』」小日向文世
1位に輝いた高橋は、回を重ねるごとに“無表情なドSキャラ”がSNSなどでの話題を独占し、女性を中心に人気を集めた。「主役2人を盛り立てつつ、脇役でも存在感があった」「無表情でコメディーが成立する技術」など、“静”か“動”かで言えば静の演技で大きな笑いを生んだ。
【助演女優賞】
1位「ど根性ガエル」満島ひかり、2位「恋仲」(フジテレビ系)本田翼、3位「ナポレオンの村」(TBS系)麻生久美子
1位に輝いた満島は、2位に5倍の得票差を付けての圧勝。姿を見せず、声だけでピョン吉の躍動感を表現した技量はさすがの一言。実際にドラマの撮影現場にも足しげく通い、声だけの芝居でチームに参加する役者魂に評価が集中した。「躍動感と生命感にあふれていた」という声も多かった。
その他の受賞者は以下の通り。
【脚本賞】「民王」西荻弓絵
【監督賞】「民王」木村ひさし、本橋圭太、山本大輔
【ドラマソング賞】1位「恋仲」家入レオ『君がくれた夏』、2位「民王」miwa『ストレスフリー』、3位「ど根性ガエル」ど根性ガエル出演者の皆さん
【ザテレビジョン賞】「表参道高校合唱部!」合唱&選曲
なお、詳細な受賞理由や受賞コメントは本日発売「週刊ザテレビジョン44号」で掲載。また、Smartザテレビジョンでは本誌に収まらなかったインタビュー全文掲載の他、窪田、芳根、高橋、家入の動画コメントも公開する。