阿部サダヲ一世一代の“ドヤ顔”でござる!?
'10年に映画化されたベストセラー「武士の家計簿」などの著者で知られ、“平成の司馬遼太郎”とも称される磯田道史氏の原作を中村義洋監督の手で実写映画化する「殿、利息でござる!」。
来年5月14日(土)の公開へ向け、阿部サダヲ扮(ふん)する主人公・十三郎の斬新過ぎるビジュアルが解禁された。
同作は、町での貧しい生活を立て直すため、庶民が「殿様に金を貸し、その利息を取る!」という大胆極まりない妙案を思い付き、打ち首覚悟で藩に提案。3億円ものお金を集めるため、仲間と共に奮闘する姿を描く実話を基にした奇想天外なストーリーだ。
このたび、完成した第1弾ポスタービジュアルでは、破産寸前、絶体絶命のピンチに陥った町を心配する十三郎が、殿を相手に一世一代の大勝負に挑み、一発逆転を図ろうと決意する姿が見られる。
身の程知らずな“ドヤ顔“で、頭には黄金に輝く“小判”ではなく、庶民の扱う“小銭”のマゲを結い、キャッチコピーの「ゼニと頭は、使いよう」が表すように、銭に苦しめられる庶民が、自ら銭を使って、知恵と工夫でいかに難局を乗り切るかというコンセプトを斬新なビジュアルで表現している。
思わず“縁起物”として拝みたくなるほどの、阿部の光り輝く頭部は見逃せない。
【あらすじ】
金欠の仙台藩は農民、町人へ容赦なく重税を課し、破産と夜逃げが相次いでいた。寂れ果てた小さな宿場町・吉岡藩で、故郷の将来を心配する十三郎は、知恵者の篤平治(瑛太)から宿場復興の秘策を打ち明けられる。
それは、藩に大金を貸し付け、利息を巻き上げるという、農民が搾取される側から搾取する側に回るという逆転の発想だった。計画が明るみに出れば打ち首は確実。
そうこうしているうち、千両(=3億円)の大金を水面下で集める前代未聞の頭脳戦が始まる。
「この行いを末代まで決して人様に自慢してはならない」という“つつしみの掟”を自らに課しながら、十三郎とその弟の甚内(妻夫木聡)、そして宿場町の仲間たちは、己を捨て、ただ人のために私財を投げ打ち悲願に挑む…。
'16年5月14日(土)全国ロードショー