「全てが新鮮」竹内結子が本格時代劇映画に初挑戦!
来年5月14日(金)に公開される、阿部サダヲ主演映画「殿、利息でござる!」で、勢ぞろいした豪華キャスト陣の扮装姿が初公開。また、追加キャストとして、本格時代劇映画への出演はこれが初めてとなる女優・竹内結子と、10年ぶりの時代劇映画となる松田龍平の出演も発表された。
同作は、今から240年ほど前の江戸中期、仙台藩吉岡宿を舞台に、年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るため、知恵と工夫と決死の覚悟で立ち上がり、地域を立て直した住人たちの実話を基にした物語。
実在した穀田屋十三郎(阿部)ら庶民9人が、藩にまとまった金を貸し、毎年の利子を全住民に配る「宿場救済計画」を立て、奔走する姿を名匠・中村義洋のメガホンで描く。
今回既に発表されている阿部、瑛太、妻夫木聡らと共演する多種多彩な豪華キャスト10人が解禁された。
本格時代劇映画への出演は初めての竹内は、吉岡宿の住人が集う煮売り屋(惣菜店)のおかみで未亡人の“とき”。竹を割ったような、さばさばとした性格で住人たちに愛され、彼女の元にはさまざまな情報が集まる。また、主人公・十三郎がほのかに思いを寄せている相手でもある。
松田演じる萱場杢は、藩の財政を預かる出入司を務める役人。庶民の「殿に金をお貸しする」という奇想天外な申し出を拒否する冷酷無比な切れ者を演じる。松田は時代劇映画には「長州ファイブ」('06年)以来、10年ぶりの出演となる。
その他、寺脇康文、きたろう、千葉雄大、橋本一郎、中本賢、西村雅彦、松田龍平、草笛光子、山崎努らが脇を固める。
今作の出演に、竹内は「『残穢』('16年1月公開)に続きこんなに早く中村監督作品に呼んでいただけてとてもうれしく思います。時代劇映画初ということでメーク、衣装、美術、セットなど全てが新鮮で和やかさといい緊張感を持って撮影に臨むことができたと感じています。
この作品は、町を救いたい一心で、人のために尽くす庶民たちのお話なのですが、何でも誰かに言いたがり広めたがりの時代に、報われたい欲を捨てあえて『慎む』ことを選んだ人々の、その心のあり方がとても美しいと私は思います。ぜひ、多くの方にこのことを知ってもらいたいと願っております」と、独特の言い回しで作品の魅力を語った。
'16年5月14日(土)全国ロードショー