常盤貴子、“殿”とのラブストーリーに大喜び!
12月24日(木)夜10時から放送される「ビューティフル・スロー・ライフ」(NHK総合)のクリスマストークショーが行われ、出演する常盤貴子、北村一輝が出席した。
同作は、劇団の小道具係の「彼」(北村)と看板女優の「彼女」(常盤)の恋と人生を、4つのショートドラマで描く。二人の人生の中で“忘れえぬ出来事”が起きたところから、映像はスローモーションに。バックでは、マエストロ(小日向)の指揮するフルオーケストラの演奏するシンフォニーが流れる。
制作統括の倉森京子氏は企画意図について「4Kカメラで撮影されたスロー映像がすごくきれいだ、というところから始まりました。そこから死の間際に流れる走馬灯をイメージして、そこで流れるであろう、ささいだけど大切な出来事をドラマにしました」と説明した。
北村は、「役に名前もない変わったドラマです。スローモーションを撮影するのは実は大変で、『このシーンは何秒で(撮ります)』と秒数を考えて演じないといけないんです。プロモーションビデオを撮るのに近いですかね、初めてだったので刺激的でした」と撮影の裏側を明かした。
常盤は、そんな北村との共演について、「私にとっては、『天地人』('09年、NHK総合ほか)で共演したときのイメージが強くて、『殿!』という感じですね(北村は大名・上杉景勝、常盤は景勝の初恋の人・お船を演じた)。共演が決まった時は、『私も殿と恋愛ドラマができるようになったんだ』と思ってうれしかったです」とコメント。
これには北村も「いやいや…」と赤面。「実は、恋愛ドラマは初めてなんです。常盤さんは恋愛ドラマの女王ですから。ここは胸を借りて頑張ろうと思って現場に入りました」と語った。ただ、せりふには戸惑いもあったようで「カメラの前に立つと大丈夫だけど、家で練習しているときは『何言ってるんだろう』と思いました」と語り、会場の笑いを誘った。
さらに「実は『スタジオパークからこんにちは』(NHK総合)でも恋愛ドラマをやったことがないといっていたので、やってみたいと言っていたんです。砂浜を走りたいって。本当にオファーが来たので驚きましたが、まさかの冬の海で、そこは予定外でした」と本音も。
最後に視聴者へのメッセージを求められた常盤は、「クリスマス・イブ、家に一人でいる方にこそ見てほしいです。ちょっとふてくされているような感じで見ても、最後に少し得した気分になれると思います。音楽や演劇などいろんな要素が入っていて、リッチなドラマです」とアピールした。
12月24日(木)夜10:00-10:50
NHK総合で放送