ジャニーズWEST・桐山照史、CDデビューを直談判した過去を回想
12日放送の「あさイチ」(NHK総合)に、連続テレビ小説「あさが来た」でヒロイン・白岡あさ(波瑠)の義理の弟、白岡榮三郎を演じる桐山照史(あきと)が出演。俳優業の傍らジャニーズWESTのメンバーとしても活躍する桐山が、CDデビューまでの道のりを振り返った。
「人と変わったことがしたかった」と小学校時代にダンスを始めた桐山。13歳でジャニーズ事務所に入った時にはダンスに自信を持っていた。「僕はすぐにKinKi-Kidsの3人目になれると思ってましたから。入って『そうじゃないな』ってすぐわかりましたね(笑)」と笑いをとりつつ、「関西のジャニーズJr.は、東京の人たちと比べるとチャンスが少ないんです」と当時の悩みを明かした。
2014年にシングル「ええじゃないか」でデビューしたジャニーズWEST。メンバーは桐山のほか重岡大毅、中間淳太、神山智洋、藤井流星、濱田崇裕、小瀧望の7人で、CDデビューはアイドルとしての目標だったという。「後輩たちも、デビューしたいと思っている子が多いですし。僕もJr.時代が12年間あって、その間に同世代のKis-My-Ft2がデビューして、下の世代のSexy Zoneがデビューして。もう僕らは(デビューは)ないのかな、と思いました」と下積み時代の思いを吐露。
それでも「ツアーのMCで『デビューさせて』『(デビューの話を)待ってるからね!』ってマイクを通してジャニーさんに呼びかけたりしてましたね」と、夢をあきらめなかった桐山ら。都内でコンサートを終えたある夜、ジャニー喜多川氏に「CDデビューしたい」という思いを直接伝えたという。
「最初は、考えてるような甘い世界じゃないと言われましたね。でも、当たって砕けてしまうかもしれないけど、それでもやらせてください、と心を込めて話した」7人。その夜にジャニー氏から「やってみろ」とゴーサインが出て、翌日にはレコード会社も決まるという急展開だった。
しかし、いざデビューを前に東京に呼ばれたのは、苦楽を共にした7人ではなく桐山、中間、重岡、小瀧の4人だけ。「ジャニーさんにも『4人でのビジョンが見えてる』と言われて。え、なんで7人じゃないの?と。仲良しこよしじゃダメなんだなって、その時に芸能界の“厳しさ”を思い知りました」。そこで納得できなかった桐山らは、ジャニーさんを説得。神山、藤井、濱田も含めた7人でのデビューを果たした。
'14年からは「ザ少年倶楽部」(BSプレミアム)で司会にも挑戦、今後について「いっぱいいろんなことをしたい。俳優も続けたいしアイドルもしたい。声優とか、新しいことにも挑戦したい」とビジョンを語った桐山。MCでジャニーズ事務所の先輩でもある井ノ原快彦は「やってみたらいいんじゃないかな。僕は、たとえば司会をやるとなったら『こんな風にはできない』と内にこもっても仕方ないから、やってみて、ぶつかりながら自分のやり方を見つけていくしかない」とアドバイス。そのアドバイスに神妙に耳を傾ける有働由美子アナに、井ノ原が「有働さん、それはフリーになることを考えて?」と振ると、有働アナは「(ニュース中断の)10秒前にそういうことを振るなんて」と言葉を濁していた。