リアリティーを追求！山崎紘菜がアイドル役で一苦労

ドラマ

2016/04/09 06:00

4月9日(土)より映像配信サービス「dTV」が、4月23日(土)公開の映画「アイアムアヒーロー」と連動した、dTVオリジナルドラマ「アイアムアヒーローはじまりの日」を独占配信。

今作では、映画はもちろん、原作でも明かされていない、長澤まさみ演じる主人公・藪(小田つぐみ)の看護師時代のエピソードなどが描かれる。その中で、バスでのロケ中に謎の生命体＝ZQN(ゾキュン)の恐怖におびえ、逃げ惑う登場人物の一人、新人アイドル・エリスを演じた山崎紘菜を直撃した。

――今作のオファーを受けた時の心境は？

お話を受けた時点では、原作自体まだ読んでいなかったんですけど、すごく気になっていた作品ではあったので、出演させていただくことが分かってからすぐに読みました。映画と連動したドラマに携われることができてすごくうれしかったです。

――原作を読んでみての感想は？

漫画の主人公って普通結構格好良かったりすると思うんですけど、主人公の英雄が普通というか、どちらかといえばさえない男性だというところにびっくりしました。

――作品の魅力は？

映画の本編を見たんですけど、ところどころ本当に見ることができなかったんですよ(笑)。現場にいると怖くないんですけど、「この先どうなるの？」という展開が分からない中で見るのが苦手ですね。

あと、主人公が普通の男性っていうところが、作品に感情移入しやすいのかもしれません。ZQNという全く新しい生物が、生きていたころの特徴を持っていたり、言葉をしゃべるっていうのが新しいですね。動きも素早くて、新しいジャンルのものだなって思います。

――実際にZQNに襲われたらどうする？

多分、パニックになって状況が飲み込めないうちに誰かに食べられちゃうかも…。生き残る自信は、主人公みたいに引っ張ってくれるヒーローがいないと一人だけでは結構難しいなと思いますね。最悪、マネジャーさんに付いて行こうと思います(笑)。

――ZQNに勝つとしたらどんな方法がある？

ZQNって水の中では生きられないと思うので、船で逃げます！　海とか水のある場所に逃げればいいのかなって。泳ぎは得意じゃないけど、溺れないくらいは泳げるので、海の中で生活する方法を考えます。

――長江俊和監督からの要望は？

最初にお会いした時に、「脚本もあってせりふもあるけど、あってないようなものだから、どんどん自分で付け加えていいし、変えちゃってもいいから」とおっしゃっていただいて。リアリティーのあるお芝居を求められていたので、自分でいろいろ考えました。具体的には、エリスちゃんのアイドルとしての決めぜりふとか、アイドルらしい手ぶり(敬礼)とか自分で考えました。

でも、私がZQNから逃げる途中で転ぶっていうお芝居をアドリブで入れたんですけど、監督に伝わっていなかったみたいで、本当に転んだって思われて「大丈夫？」って心配されました(笑)。ドンくさそうに見えたのかな(笑)。

――苦労した点は？

ロケ番組内でのせりふとかはいろいろあるんですけど、徐々に恐怖に対面していくリアクションだったり、せりふを付け足すのに苦労しました。“アイドル”っていう役自体も、カメラが回っていない時とかは、「ONとOFFでも変わらないのかな」「普段のしゃべり方も同じなのかな」とか考えたりして、“アイドル”という役を演じるのはすごく難しかったですね。

――ZQNの恐怖が徐々に迫ってくる中での演技は難しかった？

恐怖に直面した時って、どんどんアイドルの仮面が剥がれて人間としての素の自分が出てくると思うので、怖がってるお芝居の時とかはなるべく“アイドル”ではなくて、一人の人間として本当に怖がっているようなお芝居を心掛けていました。

――作品のアピールをお願いします！

ドラマ単体でもすごく楽しめますし、映画を楽しみにしてくださる方が映画の前に見てくださると、きっと映画に対する期待がすごく高まると思います。映画を見た後に今作を見ても、映画に対する理解が深まる作品だと思うので、いろんな方に見ていただきたいです。

私もこのお仕事をきっかけに、dTVさんに興味を持ったので、家にdTVターミナルを置いて映画をいっぱい見ています。音楽も充実していて、ライブ映像とかミュージックビデオとかも見られるのですごく便利だなって思いました。dTVさんは手軽に楽しめるところがすごく魅力的だと思うので、今作もいろんなところで見ていただきたいなって思いますね。

あんまり言うとネタバレになっちゃうんですけど、撮影現場で動きとかは監督に細かく指導していただいたので、楽しみにしてください！