瑛太、羽生結弦“殿”と2ショット撮影で大喜び!
5月14日(土)に全国公開さえる映画「殿、利息でござる!」の公開直前トークイベントが4月28日に行われ、主演の阿部サダヲに瑛太、原作となる「無私の日本人」の著者・磯田道史が登壇した。
公開直前記念として、「映画を観る前に!『殿、利息でござる!』をさらに楽しむ3つのマル秘情報を“つつしまず”にお伝えしちゃいます」と銘打って行われたこのトークイベント。
本作の主演、重い年貢に苦しむ町を救うため、奇想天外なアイデアを実行しようとする主人公・十三郎を演じた阿部と、その十三郎の良き相棒であり、町一番の(自称)キレ者の茶師・篤平治を演じた瑛太がそろって登場。
司会者から本作の舞台が、今から250年前の江戸時代であり貧乏な庶民が宿場町を救うために千両(現在の価値で約3億円)もの大金を集めて殿様に貸し、その利息で町を立て直そうとする前代未聞な物語であることが紹介されると、スクリーン上には一つ目となるマル秘情報「じつは、こんなところで撮影した、でござる!」の文字が。
貧乏な宿場町を再現するに当たり、山形の山奥にあるロケーション、スタジオセディック庄内オープンセットで行われた撮影を振り返った2人は「ここは、いろいろな映画で使われている場所みたいですが、僕自身は初めてでした。山の中腹にあって、時代劇向きの自然がたっぷりの場所だったので、とても演技がしやすかった」(阿部)、「現場に入ってしまえば、物語の世界観に浸れる、役者にはありがたい撮影地でした」(瑛太)とそれぞれコメント。
「ただ、夜にはカブトムシとかクワガタとかがたくさん集まってくるんですよ。虫好きの自分にとっては楽しかったですね。ただ、着物にカナブンが入ってくるのはちょっと嫌でしたね(笑)」と続ける瑛太に、阿部も「本当に虫多かったですね。虫よけスプレーも全然効かないんだよね(笑)」と笑いを誘った。
2つ目のマル秘情報として「じつは、実話、でござる!」と紹介されると、スペシャルゲストとして映画の原作となった「無私の日本人」の著者である磯田が登場。「映画『武士の家計簿』を見た人から『私の住んでいる仙台でも同様の面白い話があるので、ぜひ本にして、映画にしてください!』と連絡をいただいたんです。その熱意が伝わって、書くことにしました」と、本作の物語との出会いを語った。
そして、最後となる3つ目のマル秘情報として「じつは、殿役を知らなかった、でござる!」と発表されると、場内からは驚きの声が。スクリーン上では、羽生結弦演じる殿が、阿部・瑛太らキャストの前に初めて現れた際のメーキング映像も紹介される。
阿部は「本当にビックリしました! 本番直前まで本当に誰も聞かされていなかったので。いろいろみんなで話して、最終的にはサンドイッチマンの伊達(みきお)さんなんじゃないかと推測していました。羽生さんが登場したときは、ビックリし過ぎてじっと見ちゃいましたよ。殿様なので見てはいけないのに…(笑)。すごくきれいで演技もとてもナチュラルで、役者として美しかったです。なんかニヤニヤしちゃいました」と、撮影裏エピソードを明かす。
瑛太も「羽生さんが登場した瞬間は、全然演じられていなかったですね。素で驚きとうれしさが顔に出ちゃってました。本当にキラキラしてましたから。終わった後に2ショットも撮影してもらって、羽生さんから『一緒にスケートしましょう』って言ってくれて。僕は全然できないので、返答に困って『僕もオリンピック目指します!』って訳の分からない返事をしてしまいました」と、当時の興奮の様子を語った。
最後に、映画をこれから見る人に向け、阿部は「面白くて感動できるところがたくさんある映画です。皆さんそれぞれ共感できる人物が必ずいると思います。お金をテーマにした物語なので、お金を払って映画館で見るのもいいんじゃないですかね(笑)」とコメントし、続く瑛太も「今の日本人にとって、本当に大切なものは何かということが多く含まれた内容になっていると思います。皆さんに何かを与えられる映画だと自信を持って言えます。ぜひ周りの方に進めていただけるとうれしいです」とそれぞれアピールした。
5月7日(土)宮城県先行、5月14日(土)全国ロードショー
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