共演実現までに約3年!?東山紀之&松たか子、初共演
今夏放送予定のドラマ特別企画「ふつうが一番 ―作家・藤沢周平 父の一言―」(TBS系)で、東山紀之と松たか子が夫婦役で初共演することが明らかになった。
同ドラマは、不器用ながらも自らの夢を追い続け、家族への愛を貫いた直木賞作家・藤沢周平、本名・小菅留治の半生を描いた物語。東山は、主人公の留治を演じる。妻に先立たれ、一人娘の展子と母・たきゑと慎ましく暮らしていた留治が、松演じる和子と再婚し、家族との交流の中で家族の大切さに気付いていく。
東山は「藤沢周平先生はとても偉大な作家で、俳優であれば先生の作品を一度はやってみたいと考えている方が多いと思います。今回、演じさせていただくことになって光栄です。藤沢先生が和子さんという素晴らしい奥様に恵まれて直木賞を受賞されてから作家活動がますます隆盛になられたという物語だと思います。今回は僕も同じように松さんのお力をたくさん頂いて、いい作品にするように努めます(笑)」と、コメント。
一方、松は「東山さんとリハーサルでご一緒している時、もちろん緊張はしているのですが、とても安心感がありました。家族のシーンが温かくて、けんかをしたりすることがあっても直後に笑い合えるような、とてもすてきなドラマに関わらせていただいて幸せです」と共演の感想を述べた。
同ドラマのプロデューサーは「渡る世間は鬼ばかり」('90年ほかTBS系)などで知られる石井ふく子。
「今、いろいろなドラマがございますが“ふつう”が一番難しいんです。“ふつう”の中に何があるのか…。私はどうしても東山さんと松さんにこのドラマに出演していただきたくて3年待ったんです。遠慮なく話す夫婦、遠慮なくけんかもする、そんな家族のドラマを皆さんにご覧いただきたいと思います」と、作品の見どころも加えて語った。
共演には草笛光子、角野卓造、佐藤B作、前田吟ら演技派が集い、物語を支える。
石井ふく子が3年越しの思いでプロデュースした同ドラマは、今夏放送される。
'16年夏、TBS系で放送
原作=遠藤展子
脚本=黒土三男
演出=清弘誠
プロデューサー=石井ふく子
出演=東山紀之、松たか子、角野卓造、佐藤B作、篠田三郎、前田吟 ほか