寺尾聰、28年ぶり「日曜劇場」の主演に!
TBS系7月期の日曜劇場枠で、寺尾聰が28年ぶりに同枠の主演を演じる「仰げば尊し」が放送されることが決定した。実在した人物“中澤忠雄”と実在した高校“神奈川県立野庭高等学校(1980年代当時)吹奏楽部”をモチーフに、事故の後遺症で音楽から背を向けていた元サックス奏者・樋熊迎一(寺尾)と、荒廃した高校で夢を失い、はみ出した問題児らの戦いの日々を描くヒューマンドラマだ。
プロのミュージシャンだった樋熊が、教育現場へ足を踏み入れ吹奏楽部の顧問に。そんな樋熊に反対する教師や父兄などのいる、楽ではない現場で再び夢を見いだし、真正面から生徒と向き合い、満身創痍(そうい)で吹奏学指導をしていく。
寺尾の娘・奈津紀を多部未華子、樋熊を困らせる不良グループには真剣佑、村上虹郎、北村匠海、太賀、佐野岳ら。さらに、石坂浩二が校長役で出演する。
監督は「ROOKIES」「JIN-仁-」「とんび」「天皇の料理番」(いずれもTBS系)を手掛けた平川雄一朗。脚本には「セーラー服と機関銃」「ROOKIES」「南極大陸」(いずれもTBS系)など、記憶に残る作品で高い評価を得ているいずみ吉紘が担当する。
■主演・寺尾聰のコメント
今回共演する若い俳優は、みんな意欲が顔に表れています。それがどういうふうに芝居の中で出てくるかが楽しみです。そして、ドラマのストーリーが進んでいく中で、1話ずつ重ねながら、私も役柄も悩んで築き上げていきたいと考えていますし、これからどういうエピソードが出てくるかとても楽しみにしています。
■多部未華子のコメント
すごくストレートなドラマだと思うのですが、ヒューマンドラマはベタに王道であることが一番だと私は思っています。分かりやすくて届きやすい作品の方が感動が大きくなるんじゃないかなと。なので、今作はストレートに想いが伝わるドラマになればいいなと思います。
寺尾聰さんとは初めて共演させていただきます。とても気さくな一方で、シーンごとの背景や人物の感情に対する探究心がすごくある方だと感じました。
そんな寺尾さんについていけるよう、私も解釈する力と理解力を持ってカメラの前に立ちたいです。寺尾さんは、親子のシーンが「癒やしのシーンになればいい」と仰ってくださったので、学校での場面とはちょっと違う空気感が作られたらと思っています。
■佐藤善宏プロデューサー
このドラマは、1980年代に神奈川県の野庭高等学校を全国有数の吹奏楽の強豪校に育てられた中澤忠雄先生の実体験をモチーフに、「ROOKIES」の脚本家・演出陣が再集結して送る、愛にあふれる感動作です。
日曜劇場という伝統ある枠で、主演に寺尾聰さん、多部未華子さん、そして石坂浩二さんという、魅力的な俳優陣を迎えつつ、今、最も勢いのある若手俳優たちも集結し、実話である野庭高校の軌跡と同じように、ベテランと若手、大人と子供、教師と生徒といった、人間同士の真のぶつかり合い、向き合いをこのドラマの中で同じように描いていくことになると思っています。
夏のドラマにふさわしい情熱的なドラマをお届けできるよう、全力で見てくださる方たちと向き合っていきたいと思います。ぜひ、ご覧ください。
7月スタート
毎週日曜夜9:00-9:54
TBS系で放送