松井珠理奈、連ドラ初主演!ドラマ「死幣」で大学生役
TBSでは、7月期の「テッペン!水ドラ!!」枠にて『死幣』(毎週水曜深夜0:10-0:40)を放送する。
同ドラマは「呪われた一万円札=死幣」を手にした人間が次々と不可解な死を遂げるという本格ホラーサスペンス。女子大生・南由夏の友人がある日突然、怪死を遂げる。死体の周りには大量の一万円札、そしてその福沢諭吉の両目にはどれも黒い染みがついていた。
その後、由夏の周りの人間に「死幣」の呪いが襲い掛かる。仲間たちが次々と不可解な死に見舞われる中、由夏は刑事の若本と共に、ある法則性に気付く。
主人公の南由夏を演じるのは、今作が連続ドラマ初主演となるSKE48松井珠理奈。アイドルとして活躍が目覚ましいが、女優としても評価が高く、現在放送中の金曜ドラマ「私結婚できないんじゃなくて、しないんです」(毎週金曜夜10:00-10:54TBS系)では、主人公の甘酸っぱい青春時代を演じ注目を集めている。
そんな松井が演じる由夏は、他人の死が見える第六感を持った女子大生。 死幣を使う友人の死を“目撃”したことをきっかけに、周りで起こる不可解な事件に巻き込まれていく。松井が大学生役を演じるのは初めて。
連続怪死事件に疑問を持ち、由夏と共に死幣の謎を追う正義感あふれる刑事・若本猛役には、役者としてだけでなく幅広い方面でマルチな才能を発揮している俳優・戸次重幸。
ほかにも、松井演じる由夏の同級生役・灰谷源役に、連続テレビ小説「まれ」(NHK総合ほか)で希の弟役として注目された葉山奨之、由夏のゼミの先輩・上野真理役に、葉山と同じく「まれ」で活躍した中村ゆりか、由夏のゼミの友人・橘郁美役にバラエティーなどで霊感が強いと話題の女優・西田麻衣。
由夏のゼミの先輩でやり投げ選手・川辺雄大役に、舞台「花より男子 The Musical」の花沢類役で注目を集めた白洲迅、由夏が憧れる先輩・三浦智志役にことしに入って公開された4本もの映画に出演し、この夏には主演舞台も控えている山田裕貴。
由夏の親友・萩森一恵役に、連続テレビ小説「あさが来た」(NHK総合ほか)に出演し最近ゼクシィのCM出演でも話題になった吉岡里帆が決定した。
最近のテレビ・映画業界で注目されているネクストジェネレーションの若手俳優たちがそろっていることも見どころの一つ。さらに、由夏が所属するゼミの教授・財津太一郎役に、'17年の大河ドラマ「おんな城主 直虎」(NHK総合ほか)への出演が決まっている筧 利夫。
筧演じる財津教授はユニークな講義で学生たちの人気を集めている人物で、独自に死幣について調べており、やがてそれが恐ろしい出来事につながっていく。
【第1話あらすじ】
経済学部に通う大学一年生・南由夏(松井珠理奈)は怖い話が好きな妹から“死幣”の怪談を聞く。死幣はお金が欲しくてたまらない人に突然届く呪いのお金だという。
そしてその死幣を使ってしまうと一万円札の福沢諭吉の肖像に黒い染みが浮かび上がり、使ってしまった人は残酷な死を遂げるという内容だった。このとき由夏は知らなかった、これがただの都市伝説ではないということを。
ある日、経済学部教授・財津(筧 利夫)のゼミに所属する由夏はしばらく連絡の取れない友人・橘郁美(西田麻衣)を心配し、同じゼミの先輩・三浦智志(山田裕貴)や、ゼミの仲間に聞いてみるが皆心当たりはないという。
就職活動真っ最中の三浦は、お金は人を幸せにするものだと信じ貧困層を助ける仕事を志しており、その話を聞いた由夏は三浦の姿に憧れを抱く。
その夜、由夏は連絡が取れていなかった郁美が街頭インタビューを受けているのをテレビで見る。女性は外見が大事だから整形したい、と答える郁美。由夏はその瞬間キーンという耳鳴りのような音とともに郁美の顔が一瞬ねじれたように感じた。この現象が起こるときはこの後何か不吉なことが起こることを由夏は知っていた。由夏には第六感のような不思議な能力があったのだ。
急ぎ郁美のアパートに向かう由夏。するとなぜか郁美の部屋の鍵が開いている。由夏が薄暗い部屋に入ると足元には焦げた一万円札が。さらに奥へ進むと、美容器具が散乱する部屋の中、ネックレスで首をつった無残な姿の郁美が。
通夜の日、由夏や三浦ら財津ゼミの面々が弔問客として並ぶ中、一人の男が焼香に立つ。彼の名は若本猛(戸次重幸)。刑事だという若本は親族や弔問客に向け突然事情聴取を始めると言い放った。そして、遺体の第一発見者である由夏に犯行の疑いを掛ける。
■松井珠理奈&戸次重幸コメント
――役どころは?
松井:由夏は霊感のような特殊な能力を持つ仲間思いの女子大生で、呪われていく仲間を助けるために戸次さん演じる若本刑事と死幣の謎を解いていく役どころです。私もSKE48の中でメンバーのことを考えて行動したいといつも思っているので、そういう仲間思いなところは共感できます。初めての女子大生役なので、今の自分とは違う青春生活を過ごすような感覚でうれしいです。
戸次:若本は事件解決に熱意を燃やす刑事役なのですが、その熱意が空回りして人の気持ちが考えられなくなってしまうときもある真っすぐな熱血漢です。話が進むにつれて若本の気持ちがどう変化していくか、どう人間味がでてくるのか楽しみにしていてください。
――意気込みを教えてください。
松井:このドラマのセンターだと思って頑張ります! 大先輩の前田敦子さんのドラマ「毒島ゆりこのせきらら日記」の枠を引き継ぐということで、うれしい反面プレッシャーも感じています。前田さんに負けないように頑張りたいと思います! 前田さんにはアドバイスと励ましをいただきました。女優としてまだまだ経験が少なく先輩方ばかりのドラマの現場なので、必死についていきたいです。
戸次:若本を演じるに当たって、由夏との距離感が大事だなと思っています。若本は由夏の理解者ではありますが、近過ぎてもダメだし、逆に突き放し過ぎてもダメだと思うので、バランスよく演じられればいいなと思います。僕と珠理奈ちゃんは23歳差でお父さんと年齢も近いと聞いたので、珠理奈ちゃんには僕のことをお父さんと呼んでいいよと言いました(笑)。
――ホラーは得意ですか?
松井:ホラーが一番苦手です(笑)。このドラマが決まった後で、お財布に身に覚えのない一万円札が入っていて、もしかして死幣が…と思ってすごく怖くなりました。
戸次:ホラーは大の苦手です。中学生のころから怖い映画は見ていません。お化けを見たことはありますが、お風呂で振り向いて誰もいないのを確認する作業をしたくないのでそういうのは信じていません(笑)。なので、霊感もないと信じています。
――見どころを教えてください。
松井:このドラマは、さまざまな人間関係、人の強さ・弱さが描かれているので、共感していただける部分もたくさんあると思います。さらに、お金の大切さもありますが、お金よりも大事なものがあるんじゃないかとあらためて考えさせられるドラマです。そして、節約したいと思っている方もぜひご覧ください! きっと、お金を使うことが怖くなると思います(笑)。
戸次:人が死ぬところをここまでエグく見せているドラマも珍しいと思います。この夏一番怖いドラマという言葉に恥じない作品だと思っていますので、皆さんドキドキしながらご覧ください。
■伊藤雄介プロデューサー・コメント
本格的な格差社会が到来する現代において、私たちは「お金とどう付き合っていけば良いのか?」そんな単純な疑問からこのドラマは生まれました。お金がない人は生活に苦しみ、逆にお金を持っている人は失うのが怖くて苦しむ。お金に翻弄(ほんろう)され、お金に苦しめられる人生。このドラマは、今私たちにとって最も怖い存在となってしまった「お金」を、直接的な恐怖の対象として描くホラーサスペンスです。
劇中、「死幣(DEATH CASH)」と呼ばれる呪われたお金が、登場人物たちを、次々と不条理な死に追い込んでいきます。主人公の由夏は、死の運命にあらがうため、必死に呪いの謎を解こうとします。その過程で、少しずつ「お金の真実」に近づいていきます。
この夏、「死幣」が皆さまを恐怖のどん底に突き落とすと同時に、私たちがこの現代社会を生き抜くための道筋を、わずかばかりでも照らしていくことを目指します。
7月13日(水)ほかスタート
毎週水曜夜0:10-0:40ほか
TBSほかで放送