長瀬智也主演作のために“鬼”と“桃太郎”がタッグ?
宮藤官九郎監督最新作、長瀬智也主演の映画「TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ」が6月25日(土)より全国公開される。
本作は、日本のエンターテインメント界をリードする宮藤の完全オリジナル作品で舞台は“地獄”。不慮の事故で17歳にして命を失った高校生・大助(神木隆之介)が、目覚めるとまさかの地獄に。
大して悪いこともしていないはずなのに、大好きなひろ美ちゃん(森川葵)とキスもしていないのに、このまま死ぬには若過ぎる…。ロックバンドを率いる赤鬼の“キラーK”(長瀬)と出会った大助は、彼から地獄の仕組みを学び、ひろ美ちゃんとキスするために現世へのよみがえりを目指して奮闘する。
そしてこのたび、“鬼”が主役の本作と「桃太郎」の故郷・岡山とのタイアップが決定した。
本作と岡山との共通点はズバリ、“鬼”だ。本作は“鬼”が主役の映画である一方、岡山は「桃太郎」の“故郷”ということでも有名。岡山では桃太郎だけでなく、鬼も主役の一人として扱う風習があり、岡山駅前の桃太郎大通りには「鬼の金棒の形をしたガードレール」があるなど、鬼は県民にとって親しみのある存在だという。
そこで、敵対する関係性と思われがちな鬼と桃太郎がタッグを組み、移住や観光などで、鬼でも誰でも受け入れようという姿勢につながり、今回の誰もが予想をしなかったタイアップが決定した。
このタイアップでは、岡山の方言で“最上級”を意味する方言「もんげー」と「鬼」をかけた「鬼ウェルカム」という言葉をキーワードに、岡山への誘客をアピールしていく。
そこで、auの“一寸法師”役でおなじみの個性派俳優・前野朋哉扮(ふん)する「桃太郎」の映画ポスターを彷彿(ほうふつ)とさせる、岡山パロディー版ポスターが製作された。
実は前野は、岡山・倉敷市出身でもあり、ポスターには表情豊かな桃太郎がずらりと並び、「地獄へようこそ!!」ならぬ「岡山へようこそ!!」の文字が。
さらに、桃太郎の背後にはイヌ、サル、キジの姿が映りこむなど、「桃太郎」を軸にしっかりと岡山をアピールする仕上がりになっている。本作の独特な世界観と、岡山の魅力が融合した同ポスターは、岡山県内のコンビニなどで掲出される一方、大阪・心斎橋OPA前の大型ビジョン他、東京駅では6月13日(月)からサイネージ広告を実施。6月20日(月)からは品川駅自由通路のサイネージ広告、新橋駅ポスター張り、東京メトロビジョンなど、首都圏の交通広告などで展開となる。
また、岡山のPRサイトでも6月13日からパロディービジュアルによる展開が始まる。
今回のタイアップは、宮藤監督が葛城ユキによる岡山県PRソング「もんげー岡山!」を気に入ったことで依頼のきっかけとなった。そして、宮藤監督が岡山を訪問し、6月22日(水)に岡山県庁で岡山県知事と会見することが決定。タイアップの共同プロモーションを行っていく。
映画はもちろん、“鬼”と”桃太郎”の、まさかのコラボに、あの“三太郎”たちもだまってない!?
6月25日(土)全国ロードショー
【公式HP】TooYoungToDie.jp