「とと姉ちゃん」鞠子役・相楽樹の意外な素顔に直撃!
大好評放送中の連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK総合ほか)では、戦後、いよいよ“女性のための実用雑誌”を生み出すべく奮闘する常子(高畑充希)。そんなヒロイン・常子を支え、3姉妹の中でも冷静なまとめ役の次女・鞠子を演じる相楽樹に直撃し、現場の雰囲気や彼女の意外な一面を聞くことができた。
「とと姉ちゃん」の現場では、高畑や末っ子・美子を演じる杉咲花を含めた3姉妹は本当に仲がいいとのこと。
「撮影期間が長いので、本当の家族のようになっていますね。ちょっと時間が空くと以前から目を付けていた場所にご飯を食べに行ったりして。家族のようでもあり、親友のよう(笑)。ちなみに土日は撮影がお休みなんですが、3人で連絡を取り合って大好きな肉料理を食べに行くこともあります。周りの皆さんから、3姉妹の仲良さがテレビを通じて伝わってくると言われると本当にうれしいです」
鞠子は、常子とは対照的に真面目で俯瞰してモノを見るタイプ。共通点はあるのだろうか?
「私は弟・妹の3きょうだいの長女ですが、鞠子のように冷静だったり相手のことを考えて言いたいことも言い出せなかったりします。似ているんですよね。美子のように思ったことを何でも言えちゃうのは本当にうらやましい。ドラマの中でも鞠子が美子をうらやましく感じていたと言うシーンがあって、すごく共感しました」
冷静にインタビューに答える彼女は、21歳とは思えないほどの落ち着きを見せる。
「よく落ち着いてるね、とは言われます。ちなみに唐沢寿明さんからは『老けている! 21歳ってもっとキャピキャピしているもんじゃないの?』と言われちゃいました(笑)。でも昔からなんですよ。学生のころからキャッキャしていなくて…。どちらかといえば要領がいいタイプでしたね」
そんな彼女の趣味はギター。骨太のサウンドを聴かせる無骨なタイプの音楽が好きなよう。
「エレファントカシマシやGalileo Galileiなど男っぽいバンドをよく聞きます。友達3人とスタジオに入ってバンドの練習をするんですが、その時はブルーハーツを弾いたりします。ギターは、最初は好きじゃなかったんですが、バンドを好きなってからはハマりましたね。どうも私、男くさいものが好きなのかも。ちなみにドラマだと『あぶない刑事』('86~'87年ほか、日本テレビ系)が大好き! って古いですよね(笑)。車が横転したり、今だと考えられないくらい派手なアクションを見ているとスッキリするんですよ。基本的にアクションが好きで、映画だと『レオン』('95年)とか、おじさんが戦っている作品が好みなんです」
しかし、最近は意外にも“ぬか床”にもハマっているという。
「木村多江さんにいただいた“ぬか床”を育てています。ぬか床って毎日かき混ぜたり、ビールの残りや人のぬか床をいただいて少し足したりして、自分仕様のものを作っていくものなんですよ。そうやってできたぬか床に漬けられた野菜は本当においしい! 奥が深くて楽しいですね」
大忙しの撮影の合間も、自分の時間を作りリラックスしている相楽。「とと姉ちゃん」もいよいよ終盤だが鞠子はどのようになっていくのだろうか?
「伊藤淳史さん演じる水田さんとの恋模様が描かれていきます。水田さんは鞠子に一目ぼれをして猛アタックをしてくださるのですが、タイミングが悪くて断ったりするんですが…。すごく純粋な2人なので、もどかしく感じつつカワイイなと思います。私は鞠子には水田さんがピッタリだと思っているので、ぜひ成就してもらいたいですね。そんな2人の恋にも注目して、今後も『とと姉ちゃん』を楽しんでいただけたらと思います」
連続テレビ小説「とと姉ちゃん」
毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか
NHK総合ほかで放送