「そして、誰もいなくなった」後半を読み解く4つのカギ
優秀な研究員・藤堂新一(藤原竜也)が、自分の偽者に人生を丸ごと乗っ取られ、どん底に落ちていくサスペンスドラマ「そして、誰もいなくなった」。第6話からは“第2章”と銘打ち、ストーリーも後半戦に突入する。謎が散りばめられた物語を読み解く4つのポイントについて、鈴木亜希乃プロデューサーに語ってもらった。
・真犯人が新一を追い詰める理由は?
「この作品では“自分が知っていることが全てではない”ということを描きたかったんです。新一は、何が悪いということもないのですが、人の弱さが分からない部分もある。新一が思う正義が、皆が思う正義ではない、ということですね。犯人は、そんな新一だから狙っているんです」(鈴木P)
・大掛かりな事件を起こした犯人の正体は?
「皆さん『誰が犯人なんだろう』と犯人を推理してくれていますが、あえて物語を複雑にした理由は、真犯人は1人なのか、もしくは、複数犯の可能性もあるということを示すため。『登場人物、全員容疑者』と言われている中で、新一以外の人々同士の関係が、今後どうなっていくかがポイントです」(鈴木P)
・はるかの遺言「全部教えてあげる」の意図は?
「はるか(ミムラ)は死んでしまったので犯人ではないですよね。でも、彼女が残した『全部教えてあげる』という言葉、飛び降りた行動も含めて無視はできないですよ。早苗(二階堂ふみ)のおなかの子供の存在や、万紀子(黒木瞳)が車いすである理由も、新一に起きている事件に関係しています」(鈴木P)
・既に2人死亡…他にいなくなるのは?
「タイトルの『いなくなった』には、『信頼できる人がいなくなっていく』という裏切りの意味も込めているので、必ずしも死だけを意味しているわけではありません。でも、新一が死ぬ可能性もなくもない…。ただ、終盤の台本を読んだ藤原さんは『頑張ります』と一言おっしゃっていました(笑)」(鈴木P)
ドラマ「そして、誰もいなくなった」は、毎週日曜の夜10時30分から日本テレビ系でオンエア中。8月21日(日)には第6話が放送される。
毎週日曜 夜10:30-11:25
日本テレビ系で放送