中山美穂、竜星涼と濃厚シーンに「調教しがいあった」
WOWOWプライムで8月20日(土)よりスタートする「連続ドラマW 賢者の愛」の完成披露試写会が行われ、舞台あいさつに主演の中山美穂と、高岡早紀、竜星涼が登壇した。
本ドラマは恋愛小説の名手・山田詠美の同名小説を映像化した作品。谷崎潤一郎の「痴人の愛」になぞらえて、主人公の女性が、初恋の人と親友の間に生まれた息子を、20年の歳月をかけて“自分好みの男”に調教していくという愛憎劇だ。
中山演じる高中真由子は、美しさと賢さを併せ持つ凛とした大人の女性。親友の息子で25歳年下の青年・澤村直巳(竜星)を調教し、復讐(ふくしゅう)の道具として仕立てあげる役どころ。連ドラ出演約2年ぶりとなる中山が、この愛憎劇に体当たりで挑んだ。
中山は「こういう役どころは初めて。やったことがないのでぜひやりたい」とオファーにいたく感激したことを告白。復讐というテーマには「私自身は憎しみを心に留めて生きていくことができないタイプなので、こういう役を演じるのは難しかった。復讐だったはずがどんどん純愛になっていくところが切なかった」と撮影を振り返った。
真由子の初恋相手と結婚し、彼女の人生を狂わせる女性、澤村百合役の高岡は、「真由ちゃん、ひどいねぇ(笑)」と観客に語り掛け笑わせる一幕も。
一方で「百合は真由子を大親友と思ってて、うらやましくてしょうがなくて、大好きだから真由ちゃんのようになりたくてこうしてるんですよ」と演じたからこそ、“魔性の女”への理解を示した。
また、百合の息子で、真由子に絶対の服従心を抱く青年の澤村直巳役の竜星は、第1話を見た観客を前に「まさか、お尻をこんなに見ていただくことになるとは…」と照れ笑い。
母が高岡、恋の相手が中山という貴重な役どころに「ぜいたくでしたね。中山美穂さんに調教される役というのもなかなかないので、楽しんでやりました。初日からキスシーンで、他のシーンでもよかっただろうに…(笑)。そのあともキス以上に濃厚なシーンばかりの撮影でした」と語った。
司会者から「調教しがいはあったか?」と質問された中山は「…はい。とっても調教のしがいのある竜星くんでした」と不敵な笑みを浮かべていた。
8月20日(土)スタート(全4話)
毎週土曜夜10:00-11:00
WOWOWプライムで放送
※第1話は無料放送
【HP】wowow.co.jp/dramaw/kenja/
原作=山田詠美「賢者の愛」(中央公論新社刊)
脚本=Sawa
演出=源孝志
音楽=稲本響
出演=中山美穂、高岡早紀、竜星涼、浅利陽介、草村礼子、朝加真由美、榎木孝明、田辺誠一ほか