スーパーギタリスト渡辺香津美の45周年ライブを放送
9月11日(日)、10月18日(火)の2回にわたって、WOWOWライブで今年デビュー45周年を迎えたギタリスト・渡辺香津美が、9人のトップギタリストたちと共演したゴージャスな一夜の“祭”を全曲ノーカットで放送する。
日本が世界に誇る、スーパージャズギタリストの渡辺は、17歳の若さでデビューした渡辺がことしデビュー45周年を迎えたのを記念し、5月20日に「渡辺香津美ギター生活45周年祭」を東京・Bunkamuraオーチャードホールで開催した。
このスペシャルコンサートは2部構成で行われ、第1部は笹路正徳(key)、高水健司(b)、ヤヒロトモヒロ(perc)、オラシオ・“エル・ネグロ”・エルナンデス(ds)といった、かつて彼のグループのメンバーだったミュージシャンに加え、本田雅人(sax)、井上陽介(b)らを迎えて渡辺の足跡をたどるステージとなった。
渡辺自身が思い出深いというナンバーを、強力なメンバーとエネルギッシュに演奏。
第1部後半からは、初共演の菊地成孔(sax)も加わり、よりアグレッシブなステージに。特に、わずか半年間だけの活動にもかかわらず、日本の音楽シーンに大きな衝撃を与えた伝説のグループ・KYLYNのレパートリー「Milestones」「Innerwind」の再現は必見だ。
第2部は、9人のトップギタリストたちとの共演によるスペシャルステージ。4月6日に彼がさまざまなギタリストとデュオを繰り広げた45周年記念アルバム『ギター・イズ・ビューティフルKW45』がリリースされたが、そのライブ版ともいうべき内容となる。
三浦拓也(DEPAPEPE)、伊藤ゴロー、村治佳織、高田漣、井上銘、生形真一(Nothing's Carved In Stone)、SUGIZO、沖仁、押尾コータローといった、まさに日本の音楽シーンを代表するトップギタリスト9人と、サプライズゲストのMay J.が次々とステージに登場し、渡辺との共演を繰り広げていく。
渡辺もアコースティックギターとエレクトリックギターを使い分け、それぞれのギタリストたちの個性的な演奏と、見事な掛け合いを聴かせていく。ジャズ、クラシック、ブラジル音楽、ブルース、ロック、フラメンコなど、それぞれ違ったスタイルを持つギタリストたちと共演。
その世界観にフィットしながらも、自分の個性を発揮する渡辺の音楽性の広さと対応力の豊かさは驚異的だ。
ラストは、出演者全員による、ラヴェルの「ボレロ」。静かな雰囲気から始まり、それぞれのソロをフィーチャーしながら徐々に盛り上がっていき、最後は全員のアンサンブルで最高潮に達する。また、アンコールも全員で「Island-Hop」を演奏し、なんと村治佳織がエレクトリック・ギターを演奏するという貴重なシーンも見どころの一つだ。
渡辺香津美というアーティスト/ギタリストの音楽性の幅広さと、誰からも親しまれる人柄、そして“ギター・イズ・ビューティフル”というタイトル通りの世界観が実感できる、ゴージャスで内容の濃いコンサートの模様がノーカットで放送されるので、思う存分楽しもう。
「渡辺香津美ギター生活45周年祭 ~Guitar Is Beautiful Special ~」Part1
9月11日(日)夜7:00 WOWOWライブ
「渡辺香津美ギター生活45周年祭 ~Guitar Is Beautiful Special ~」Part2
10月18日(火)夜8:45 WOWOWライブ
収録日=5月20日
収録場所=東京・Bunkamuraオーチャードホール
【HP】wowow.co.jp/music/kazumi/