熊本から元気を! 熊本の今を映したWEB動画が公開
'16年4月14日に発生し、熊本県内に甚大な被害をもたらした熊本地震。発生から半年を迎えた10月14日、寄せられた支援を力に変え、未来へ進む県民の意気込みを表現したWEBムービー「フレフレくまもと!」が、特設サイトおよび熊本県YouTube公式チャンネルにて公開された。
震災以降、国内外からの励ましの声や支援を糧に、少しずつ復興へと歩んできた熊本県。本動画では、元気を取り戻しつつある県民の姿を映すと共に、今も震災の傷跡が残る被災地でロケが行われた。
櫓(やぐら)や門などが国の重要文化財にも指定されている熊本城をはじめ、阿蘇神社、水前寺公園など、県内全20カ所で撮影された映像には、「風評被害を払拭(ふっしょく)しつつも、震災の記憶の風化は防ぎたい」という思いが込められている。
復興に向け、前向きに頑張る熊本県の今を象徴する楽曲として、同県出身の歌手・水前寺清子が歌う“三百六十五歩のマーチ”を使用。県立熊本工業高校吹奏楽部の演奏にのせ、さまざまな県民たちを歌でつないでいく。
また、原曲の1番の歌詞に加え、熊本の未来に向けて作られた「フレフレくまもと!」オリジナル熊本バージョンを作詞。2番ではその新たな歌詞で、復興に向けた決意が歌われていく。
動画には、約900人の熊本県民が出演。中でも、震災時にグラウンドにパイプいすで「SOS」というメッセージを出した熊本国府高校の生徒たちは、人文字で「アリガトウ」というメッセージを作り、支援に対する感謝を伝えている。
さらに、蒲島郁夫県知事、くまモン、水前寺清子、被災地支援で大きな役割を担ったロアッソ熊本の選手たち、その他くりぃむしちゅー、高良健吾ら熊本出身タレントなども登場。「くま紋」の旗を振りながら、さまざまな場所で歌い踊っていく。
振り付けは、さまざまなアーティストのプロモーションビデオやライブなどの振り付けを務める、振付稼業「air:man」が担当。誰でも踊りやすい振り付けとなっている。
「フレフレくまもと!」は、応援のエールである“フレフレ”に加え、“フレンド”という意味も含んでおり、「フレ友(応援しあう人たちの総称)」というプロモーションワードとしても活用。
動画公開に合わせ、10月14日より熊本県へのエールとして「三百六十五歩のマーチ」に合わせた創作ダンスを募集する、一般公募の「フレ友!」企画も実施される。寄せられた動画や画像は、「フレフレくまもと」特設サイトにて掲載。
10月8日には阿蘇山が噴火し、復興に向けた歩みの中で新たな自然の猛威に見舞われた熊本県。日本全国のみならず、世界各国からのエールを、熊本の人々に届けていこう。
【HP】https://youtu.be/Ci3MpmjqMtI
■「フレフレくまもと」特設サイト
【HP】http://friend-friend-kumamoto.jp