夢はワイルド系!? 「仮面ライダーエグゼイド」飯島寛騎を直撃!
ことしシリーズ生誕45周年を迎えた「仮面ライダーエグゼイド」(テレビ朝日系)で、主人公のヒーロー・宝生永夢を演じている飯島寛騎。
'15年に第28回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでグランプリを受賞し、さらに本作で初演技、初主演を決めた20歳のシンデレラ・ボーイだ。彗星のごとく現れたイケメンスターに直撃取材!
――ジュノンボーイから1年、あっという間に主演ですね。
「そう、ちょうど1年ですね。自分は恵まれているんだなって思います。今は撮影が始まって4カ月くらいで、だいぶ慣れてはきましたが、演じるって、表現するって難しいなというのが正直なところです」
――どんな点に気をつけてお芝居をしているんですか?
「永夢は小児科医なので、子供と接しているときに永夢らしさが現れているなと思っています。基本的にはいつも笑顔で、病院や医者を怖がらないでいいんだよって思いを抱いていますよね」
――永夢はヒーローとはいえ、普段はヘタレな部分もありますよね?
「そう、そこが永夢なんです! 喜怒哀楽がけっこう激しいんですよね。僕は永夢とは真逆ですね。騒ぐときもあるけど、とことん静かなときもあるんで。あ、でも子供がすごく好きなところは似ているかもしれません。共演していると、子供って思ったこと、感情を素直に出せるじゃないですか。すごく純粋で、新鮮だなって思います」
――10月から放送が始まって、周囲の反響は?
「今のところ、街を歩いていて気づかれるという経験はないので自分ではあまり分からないんですが、撮影現場ではたまにお母さんやお子さんが『永夢先生~』って声をかけてくださることがあって。それはすごくうれしいし、頑張ろうって思いますね」
――こういう俳優になりたい、という理想はありますか?
「カッコいい男になりたいな、と思っています。ワイルド系で、シブい…生き方がカッコいい男になりたいです。やりたいことをちゃんとやって、それでも自分に自信が持てるような男が理想ですね」
――具体的にあこがれる役者さんはいますか?
「TOKIOの長瀬智也さんは、20代前半はキレイ系だったのに、今やもう、ゴリゴリのワイルドじゃないですか。そういう年の重ね方ははカッコいいなってあこがれます。山田孝之さんも、キレイな役から小汚い役まで幅広くなさるし……。あの美形イメージから急に、星になったり(「荒川アンダーザブリッジ」)、ヤンキーになったり、勇者になったり……本当にすごいなと思います」
――日々鍛えているといううわさですが、それも理想に近づくため?
「それが最近、鍛える時間がなくて、筋肉が落ちてきちゃったんです。体を動かすのは好きだし、鍛えること自体すごく好きなんですけれど……(小声で)筋トレって、けっこう中毒性があるんですよ(笑)。3日やったら飽きるっていう人もいるじゃないですか、でも1カ月くらい続けたら、絶対飽きない! だって筋肉がついてきたら、もう楽しくなっちゃうんですよね。今後はもっとちゃんと時間をつくらなきゃなぁ」
――今は一人暮らしですよね、仕事漬けの毎日?
「そう、この7月から一人暮らしなんです。撮影が終わると、誰もいない、食事も用意されていない暗い部屋に帰るんですよー(笑)。毎日は、日によりますが、台本読んで早く覚えなきゃっていう日は焦ります。読んでいてキャラクターの心情がつかめた!っていう時は、「ここはこうしたらきっと面白くなる! あぁこのシーン、早くやりたいな」って思う日もあります」
――今後「-エグゼイド」での永夢は、あこがれのワイルド方向に行けそうですか?
「そうですね……今のところ、永夢にワイルドな要素は少ないけれど(笑)、1年間の番組で、最後には永夢も頼れる存在になってくれているといいな、と思っています」
撮影=カノウリョウマ/取材・文=magbug