新木優子、中島裕翔とのキスシーンはカレーの直後!?
'17年1月7日(土)に全国公開される、中島裕翔×新木優子の青春ラブストーリー「僕らのごはんは明日で待ってる」。このたび本作の公開を記念して、ヒロイン・小春を演じた新木と市井昌秀監督が、トークイベント「Meet the Filmmaker」に登場した。
小説から映画に至るまでの過程や、制作の裏話などを本作の見どころと共にトークライブ形式で語った。
「Meet the Filmmaker」は、第一線で活躍する映画監督や作家の生の声が聞ける人気イベント。これまで山田洋次や岩井俊二、宮藤官九郎といった名だたる名匠たちが参加し話題になる中、今回初参加となった市井監督は、集まった多くの観客に向け、少し緊張な面持で「本日はお集りいただきありがとうございます」とあいさつ。
盛大な拍手に包まれる中「ちょうど去年の今頃、撮影をしていまして、完成してこんな日を迎えられたことがうれしいです」と喜びを語った。
また、市井監督と共に歓声に包まれた新木も「クランクインからもう一年たったんだと思うと、本当にあっという間ですね。今でも鮮明に小春のせりふが頭に入っています。やっと見ていただけるので、すごくうれしいです!」とコメント。
2人は初めて瀬尾まいこの原作を読んだ感想について「以前から瀬尾さんの原作は何作か拝見していたのですが、本作も、運動会での“米袋ジャンプ”のシーンがとても面白く描かれていたり、亮太と小春のやりとりも、軽妙ながら心の描き方がとても真摯なところに引かれました。
おこがましいですが、僕の描く雰囲気に似ている感じがしました。映画では、原作にある程度忠実な上で、映画的なオリジナルのアイデアを入れさせていただきました」(市井)
「いちずだからこそ時折ぶつかり合ってしまう亮太と小春の2人に、うれしくなったり切なくなったり、いろいろな感情を持てる素晴らしい物語だなと感じました」(新木)とそれぞれ語る。
ヒロインの小春を演じた新木の魅力について、市井は「原作の小春はすごく明るくて元気で、笑顔がすてきな子。新木さんは女優で一番すてきな笑顔だと思います。コマーシャルとはまた違った、小春としての笑顔を表現してくれました」と絶賛。
すると、新木は「小春を“演じる”というよりも、私自身の中にある小春を見つけて“虫眼鏡”で拡大してほしいと監督からお言葉をいただいたときに、撮影に入る前の役作りの中で、自分の中の小春探しを丁寧にしていこうと思いました。私自身、基本物事をポジティブに捉えるので、小春との共通点は多かったと思います」と分析した。
一方、主人公・亮太役の中島については「新木さんもそうですが、中島さんもすごく素直。『背伸びせずに、中島裕翔の中にある亮太を見せてほしい』という要望を、とても表情豊富に表現してくれて、感謝しています」(市井)
「実は、中島さんと私は同い年('93年生まれ、22歳)なんです。今回ラブストーリーなので2人の関係性が大切になってくると感じていたのですが、最初は私が緊張して人見知りしてしまっていたんです。ただ、撮影初日の差し入れの恵方巻を食べている時、無言で食べ切らなければならない恵方巻なのに、中島さんは私を笑わせてきて(笑)。
そんな中島さんの気さくさに、本当に助けられました。あと、中島さんは物まねがとてもうまいので、芸人さんのネタやスタッフ、市井監督の物まねもたくさんしてくれて、私はいつも爆笑していました(笑)。特に2人共大好きな流れ星のウーパールーパーのネタは大爆笑でした」(新木)と、意外な素顔を明かした。
さらに、新木は初めてのキスシーンについて「とにかく初めてのことだったので、正直真っ白でとても緊張していました。ただ、この撮影の前のお昼ご飯がまさかのカレーだったんです!
私は、ご飯を食べた後すぐに「歯を磨かなきゃ!』って焦っていたのですが、中島さんは『いいじゃん、2人共食べたんだから』ってあっけらかんとしていて(笑)。
いい意味でリラックスさせていただいて、無事撮影できて良かったです」と振り返った。
'17年1月7日(土)TOHOシネマズ 新宿ほか全国ロードショー