「相棒15」元日SPで右京&亘が郊外の駐在所に左遷!
'06年の「相棒season4」から続く恒例の元日スペシャル。'17年1月1日(日)に放送の「相棒season15 元日スペシャル」(テレビ朝日系)では、杉下右京(水谷豊)と冠城亘(反町隆史)に緊急の異動命令が下される。
異動先は問題のある警察官の左遷先として知られる、郊外の黒水(くろうず)町。“人材の墓場”と呼ばれる特命係から、さらに誰も行きたがらない黒水に赴任した2人は、イヤミを言う捜査一課も、「暇か?」と訪ねてくれるあの人もいない町で、駐在所勤務を命じられる。
寂れた町では事件も起こらず、亘は右京が退屈するのではないかと心配。しかし、右京は異動早々、あることが「気になり」始める…。
本庁で特命係が消滅の危機を迎える中、黒水町で右京が独特の嗅覚で察知した事件のニオイは、次第にきな臭さを増し、やがて警察の上層部を巻き込む大事件へと発展。静かな町を隠れ蓑に、人知れず横行する悪事を白日の下にさらす。
右京と共に黒水に飛ばされた亘は、警察官の制服に着替えて駐在所での任務に就く。道行く人とあいさつを交わす平穏なひとときに、思いがけずささやかな喜びを感じる亘。しかし、それもつかの間、右京が事件の端緒を嗅ぎつけたことで、亘も事件捜査へと身を投じていく。
「警察学校の黒メガネの教官に特別レッスンを受けた」と言いう亘は、右京も驚く鑑識の能力を発揮。誰の協力も得られない見知らぬ町で、特命係の2人が協力し合い、警察官連続失踪事件の闇に挑む。
【元日スペシャルあらすじ】
特命係に異動の辞令が下る。行き先は東京郊外の黒水町。急な欠員補充のための臨時措置だが、内村刑事部長(片桐竜次)には、元警察庁次長の甲斐峯秋(石坂浩二)が力を失い、もはや後ろ盾はないも同然の右京を、亘共々、いずれ正式異動させ、特命係を閉鎖する腹づもりだった。
現に黒水は問題がある警察官の左遷先として知られ、一度飛ばされれば戻ってきた者はいないという…。
右京と亘が警視庁を発ったその夜、都心では警察幹部と東京都の首長クラスが一堂に会する「東京都民の安全を守る会」が開かれる。会場には人々に囲まれ権勢を誇る警視総監の四方田松榮(永島敏行)をはじめ衣笠藤治副総監(大杉漣)、対照的に一人壁際に佇む甲斐らに混じり、黒水町長の和合賢人(八嶋智人)の姿も。
IT起業家として大成功を収めた和合は、町長就任以降「人間のイノベーション」と銘打ち、前科のある人間を積極的に受け入れ、過疎化の進む町とともに再生を目指す政策で注目されていた。
異動初日、右京と亘は思いがけず黒水警察署で首席監察官の大河内春樹(神保悟志)に出くわす。黒水署に監察が入る理由を気にしつつ、2人は勤務地の駐在所へと向かう。
亘は早速警察官の制服に身を包み着任。一方の右京はいつものスーツ姿のまま、2人の住居となる駐在所の2階で荷ほどきにかかる。室内には、前任者が残したカレンダーと香を焚いたような匂いが残っていた。
そもそも前任者はなぜ2人と交代することになったのか…。疑問に思い調べてみると、驚いたことにこれまで5人もの警察官が突如姿を消し、無断欠勤扱いのまま放置されていることが分かる。
失踪した警部の住まいを訪ねた右京たちは、そこで黒水ケーブルテレビの若月詠子(伊藤歩)に遭遇する。詠子は「黒水署の警察官連続失踪事件を追っている」というが、公になっていない情報をどこから入手したのか。
亘は怪訝に思いつつも、警視庁広報課長の社美彌子(仲間由紀恵)に直接取材を申し入れるという詠子に興味を抱く。
ほどなくして、詠子は黒水署での警察官連続失踪事件をニュース番組で報じる。そんな中、右京は町内で開店したばかりの喫茶店を監視していた男と接触。男は同業の警察官だった。右京はさらにその理由を調べようとするが、なぜか四方田警視総監から圧力がかけられ…。
1月1日(日)夜9:00-11:15
テレビ朝日系で放送