綾瀬はるかの迫力にビックリ!?「精霊―」チキサ熱演中の福山康平を直撃
女用心棒・バルサ(綾瀬はるか)の闘いの日々を描く「大河ファンタジー『精霊の守り人 悲しき破壊神』」(NHK総合)。破壊神を召喚するという異能を持つ少女・アスラ(鈴木梨央)の兄・チキサを演じている福山康平が、撮影秘話とプライベートを語ってくれた。
――まずは、出演が決まったときのお気持ちを教えてください。
撮影前に原作を読みましたが、すごく壮大な世界観で、実写化した中に飛び込めることに期待感がありました。
――役作りで意識されたことは何ですか?
正直、まだ分からないことも多いです。何となく、こうしたらうまくいくのかなとか、先輩から話を聞いたりとか、先輩がやっているのを見て同じことをためしてみたり…というふうにやっています。今回は監督から「あまり余計なことは考えてもしょうがないよ。アスラのことだけを考えてね」と言われたので、梨央ちゃんとの時間を大事にしようというスタンスで現場に臨みました。
――そんな梨央ちゃんとの思い出を教えてください。
チキサは“アスラを守る”ということがすべての行動原理なので、梨央ちゃんと少しでも関係を近づけられるよう、撮影の合間には積極的にコミュニケーションを取るようにしていたんです。梨央ちゃんは僕より6歳年下だけど、すごくしっかりしてるんですよ!「逆立ちやって」とか「ダンス踊って」とか、いじられることもありましたが(笑)。梨央ちゃんの学校の宿題を、一緒にやったこともありました。
――他の共演者の方々とはいかがですか?
綾瀬さんや東出(昌大)さんとのシーンが多かったですかね。綾瀬さんの短槍のアクションは、目の前でやってらしたんですが、本当にすごい迫力でした。東出さんとはお互い将棋が好きなんですが、その話をした後、東出さんが現場に将棋盤と駒を持ってきてくださったんです! 空き時間に2人でよく指していました。勝敗はよくきかれるんですが、勝ったり負けたり、同じくらいです(笑)。
――ストーリーは中盤に差し掛かりましたが、この先の見どころを教えてください。
まずは、この作品はアスラの物語なので、アスラを見てほしいです。終盤に向けて、生き別れたアスラとチキサが再会し、アスラは神の力をどうするのかというのが、一つのクライマックスになります。チキサは全てアスラのことを思って動いているので、アスラに注目してもらえると、チキサの生き様も見えてくるのかなと思います
――ありがとうございます。今後、やってみたい役はありますか?
今は経験も浅いので、いろんなジャンルのいろんなキャラクターを演じられたら幸せだなと思います。中でも、刑事ドラマが好きなので、刑事役をやってみたいです。あとは、野球や将棋など、今まで自分がやってきたことを活かせられるような作品にも挑戦してみたいです。
――大学に通いながらの撮影でお忙しい日々を送っていると思います。最近はまっていることは何ですか?
体を動かすことが好きなので、野球、テニス、バスケ、フットサルとか、いろいろと週5~6でやってます。そういうところで友達との会話も生まれたりして、体も動かせて息抜きにもなるんです。大学でも、テニスとかバスケとかいろんなサークルに顔を出してますよ。
ふくやま・こうへい=’98年3月13日生まれ、東京都出身。映画「予告犯」(’15年)で俳優デビュー。「新春ドラマスペシャル『坊っちゃん』」(’16年フジ系)などに出演