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『死なないノウハウ 独り身の「金欠」から「散骨」まで』の目次を公開します。
2024年2月15日に出版される新刊、『死なないノウハウ 独り身の「金欠」から「散骨」まで』(光文社新書)の目次を公開…
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『死なないノウハウ 独り身の「金欠」から「散骨」まで』、「まえがき」を公開します。
2024年2月15日、新刊『死なないノウハウ 独り身の「金欠」から「散骨」まで』(光文社新書)を出版します。タイトル通…
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白井聡さんとの対談本、目次です。
白井聡さんとの対談本が出版されました!目次一覧を紹介します。本当に盛りだくさんなテーマを語った一冊。ぜひ手にとってみて…
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『学校では教えてくれない生活保護』、目次です。
2023年1月24日、『学校では教えてくれない生活保護』が出版されます。 生活保護バッシングから11年。コロナ禍で最後…
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『学校、行かなきゃいけないの?』について
2021年1月に出版しました『学校、行かなきゃいけないの? これからの不登校ガイド』という書籍にて、フリースクール「東…
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『祝祭の陰で 2020一2021 コロナ禍と五輪の列島を歩く』の「はじめに」を全文公開します。
2022年3月25日出版の『祝祭の陰で 2020一2021 コロナ禍と五輪の列島を歩く』(岩波書店)の「はじめに」を公…
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『祝祭の陰で 2020一2021 コロナ禍と五輪の列島を歩く』、3月25日出版です。
2022年3月25日、岩波書店より新刊が出ます(都内では25日に書店に並ぶと思いますが、都内以外だと28日かもしれませ…
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『生きのびるための「失敗」入門』、1月24日出版です!!
昨年から取材・執筆しておりました『生きのびるための「失敗」入門』、もろもろ情報解禁となりました!!とっても豪華な面々に…
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『「女子」という呪い』が文庫になりました!!
2018年に集英社クリエイティブから出版された『「女子」という呪い』が集英社文庫になりました!2021年9月17日発売…
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Twitterにおける投稿に関して
Twitterにおける投稿に関して 去る21年7月30日、取材のため、静岡県熱海市を訪問し、私のTwitterアカウン…
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『コロナ禍、貧困の記録 2020年、この国の底が抜けた』、まえがき公開です。
『コロナ禍、貧困の記録 2020年、この国の底が抜けた』のまえがきを公開します。 まえがき 「コロナになってもならなく…
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『コロナ禍、貧困の記録 2020年、この国の底が抜けた』、4月10日出版です。
『コロナ禍、貧困の記録 2020年、この国の底が抜けた』かもがわ出版/1600円+税 (2021年4月10日発売) “…
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『学校、行かなきゃいけないの? これからの不登校ガイド』のまえがきを全文公開
『学校、行かなきゃいけないの? これからの不登校ガイド』の「はじめに」を全文公開します。1月26日に出版されました。 …
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『相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ』出版。
『相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ』 相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障…
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『ロスジェネのすべて 格差、貧困、「戦争論」』出版!!
2月20日、あけび書房より『ロスジェネのすべて 格差、貧困、「戦争論」』が出版されました。私が熱烈に対談したかった倉橋…
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2024年2月15日に出版される新刊、『死なないノウハウ 独り身の「金欠」から「散骨」まで』(光文社新書)の目次を公開します。 目次 まえがき 序章 私の経験私のフリーター経験生きづらさを抱える若者たち「ネット心中」が流行る背後でプレカリアートとの出会い「ロスジェネ」と名付けられる年越し派遣村によって可視化された貧困間近で見てきた、「人が助かる瞬間」生死を分ける「情報」コロナ禍、支援現場は野戦病院状態に手に入れてきた「死なないノウハウ」 第一章 お金―社会福祉士・横山北斗さんに聞く自らの小児がん経験家賃が払えない ―住居確保給付金病院に行けない ―無料低額診療ネカフェ生活で携帯が止まった ―生活保護ブラックリスト入りしても契約できる携帯友人がシングルマザーになると宣言―ひとり親が使える各種の制度難病と診断されたら ―難病医療費助成制度学費の負担が重い ―高等教育の修学支援新制度生活費が足りない ―生活福祉資金夫・妻が亡くなったら―遺族年金DV男や毒親に居場所がバレたくない―支援措置、行方不明者の不受理措置数年後、お礼を言いに来た「患者」たち 第二章 仕事―プレカリアートユニオン執行委員長・清水直子さんに聞くこれまで約500件の相談を解決その解雇、違法で無効かも「契約終了」でも泣き寝入りしなくていいもしも解雇を受け入れるなら ―解雇予告手当仕事を失ったら ―雇用保険だいたいある未払い賃金労働組合に入るメリット会社が給料を払ってくれない―未払賃金立替払制度その弁償金、払う必要なし仕事で病気や怪我をしたら ―労災保険コロナ感染も労災に業務外の病気や怪我で働けなくなったら―傷病手当金上司のパワハラで退職したが……「偽装フリーランス」の雇用責任フリーランス共済LGBTQs労働相談外資系での解雇は仕方ない?まずは知識のある人に相談を 第三章 親の介護―「みんなの介護」編集部/一般社団法人LM続きをみる
『著作権保護のため、記事の一部のみ表示されております。』
2024年2月15日、新刊『死なないノウハウ 独り身の「金欠」から「散骨」まで』(光文社新書)を出版します。タイトル通り、この国で死なないためのノウハウを、社会保障制度から民間のサービスまで網羅しました。「お金」「仕事」「親の介護」「健康」「トラブル」「死」という6つの章がありますが、こういう時は市役所なの? 労基署なの? ハローワークなの? 年金事務所なの? 保健所なの? と迷った時のナビゲート役にもなると思います。また、「親の介護」や自分の老後を考える時、高齢者施設ひとつ取っても、「特養(特別養護老人ホーム)」と「サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)」と「ケアハウス」と「介護付き有料老人ホーム」の違いなど、多くの人はわからないはず。はたまた自分の死後の不安(ペットの世話やスマホの解約、銀行口座や遺産があった場合どうするのかなど)についての対処法もたくさん盛り込みました。 こちらで少し内容にも触れましたが、以下に「まえがき」を公開します。 まえがき 誰もが知る女優が死後、「無縁遺骨」に――。 2 0 2 2年7月に亡くなった女優・島田陽子さんの最期は多くの人に衝撃を与えた。 島田さんと言えば、日本人初のゴールデングローブ賞の主演女優賞を受賞し、その後、国内だけでなくハリウッドでも活躍。そんな大女優にふさわしからぬ報道がなされたのは、死後すぐのことだった。「遺体の引き取り手がいない」「遺体はそのまま渋谷区の施設に安置されている」「自治体によって火葬された」――。 さまざまな報道から明らかになったのは、亡くなる3年前に直腸がんと診断されたものの、病気のことは隠して遺作を撮影。闘病の果てに病院で一人、亡くなったという事実だった。享年69。しかし、遺体を引き取る人はおらず、渋谷区が2週間ほど遺体を保管して、自治体によって火葬されたという。生前、医療費がかさむと周囲に漏らしたこともあるらしい(朝日新聞 22年12月21日)。 このことを知った時の衝撃は、今でもはっきりと覚えている。あれほど活躍していた人が、そんな最期を迎えるなんて――。ちなみに島田さんはがんと診断されていたわけだが、抗がん剤治療などをしていなかったことも報じられている。治療費の問題もあったのだろうか? その年の12月には、別の女性の最期を伝える新聞記事に愕然(がくぜん)とした(朝日新聞 22年12月22日)。それは皇室ジャーナリストの渡辺みどりさん。22年9月30日に亡くなったという。享年88。 記事に書かれていたのは、遺体の引き取りや相続を親族に「放棄する」と言われたこと、終活のために10年以上前にマンションを売却したものの、そのお金はほぼ使い切っていたこと、遺体は長年付き合いのあった弁護士らによって荼毘(だび)に付されたことなど。 島田さん、渡辺さんともに一人暮らしだったわけだが、20年の国政調査によると、この国で一番多いのは「単身世帯」で38・1%。単身世帯は一貫して増加傾向にあり、1 9 8 5年は20・8%、5世帯に1世帯だったものの、今や2・5世帯に1世帯だ。 また、65歳以上の高齢独居世帯は20年に6 7 2万世帯。2 0 0 0年の3 0 3万世帯から倍増している。 そんな中で増えているのが、身内がいても弔(とむら)う人がいない死者。日本では年間約1 5 0万人が亡くなるが、弔う人がいない人の数は近年だけで約10万6 0 0 0人。うち「無縁遺骨」は6万柱にものぼるという(朝日新聞夕刊 続きをみる
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白井聡さんとの対談本が出版されました!目次一覧を紹介します。本当に盛りだくさんなテーマを語った一冊。ぜひ手にとってみてほしいです。 『失われた30年を取り戻す 救国のニッポン改造計画』 白井聡・雨宮処凛ビジネス社/2023年6月5日発売 嘲笑と冷笑だけが武器!?国境をこえ、貧乏人で連帯?もはや焦土からの再出発しかないのか?就職氷河期世代2000万人で「失われた30年」を取り戻す! 目次まえがき 雨宮処凛第1章 ロスジェネ、失われた30年 出会いは映画『遭難フリーター』 とりあえず右翼に行ってみた! ロスジェネはものを言わない世代 人口減少の先にある絶望社会 追い込まれていく女性たち 貧困のカジュアル化? 結婚、出産とロスジェネ 「餓死か自殺かホームレスか刑務所か」 海外出稼ぎはできるのか 「家族介護」より「他人介護」 世代間の分断?第2章 病み、壊れゆく、ロスジェネの闇 暇空茜というロスジェネ 「フェミを葬れ!」という恐ろしい情熱 フェミサイドとインセルの構図 非モテの「三派全学連」 「スクールカースト」という圧 「俺たちの萌え」を汚すな! という情熱 SNSが地獄の釜の蓋を開けた 「萌え」と新しい階級社会 「半グレ」の甘い罠 ロスジェネは「組織」を信じない ロスジェネとサブカル 自己肯定感の高い団塊おじさん 同時代のカルチャーは何もない 嘲笑と冷笑とひろゆき人気 「誰でもよかった」から特定の属性を目指す事件へ第3章 右翼とカルトと国体と 『戦争続きをみる
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2023年1月24日、『学校では教えてくれない生活保護』が出版されます。 生活保護バッシングから11年。コロナ禍で最後のセーフティネットは機能しているのか? 諸外国の生活保護ってどんな感じ? 外国人は利用できるの? などなど、基本的なことから上級編まで詰め込みました。 以下、目次です。 『学校では教えてくれない生活保護』 河出書房新社 1560円 2023年1月24日発売 どういう時に利用できるの? 他の国の制度は? 子どもは高校・大学に行けるの? バイトしたらどうなるの? 〜今知っておきたいリアルな実態と「死なないノウハウ」が詰まった入門書。 目次はじめに生活保護は最後のセーフティネット多くの人が抱くマイナスイメージコロナ禍でも利用者が増えない生活保護「身を守る方法」を知っておくために第1章 今、生活保護をめぐって起きていること「死刑になりたい」「死のうと思った」、相次ぐ不穏な事件なぜ、57歳の母と24歳の息子は死んだのか――「八尾市母子餓死事件」繰り返される痛ましい事件国会議員による偏見のばらまき生活保護利用者を孤立させるバッシングDaiGo氏の発言 第2章 生活保護ってどんなもの?――生活保護問題に取り組む弁護士 小久保哲郎さんに聞く生活に困っている人に追い打ちをかけたコロナ禍小久保弁護士に怒濤の一問一答 ◆生活保護・初級編 ◆生活保護・よくある誤解編 ◆生活保護・子どもに関わる制度編 ◆生活保護・中級編 ◆生活保護・上級編 ◆コロナ禍で起きた実際のケース編困ったら積極的に利用を◆COLUMN①◆ なぜ水際作戦が起きるのか?――世田谷区の元・生活保護担当職員 田続きをみる
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2021年1月に出版しました『学校、行かなきゃいけないの? これからの不登校ガイド』という書籍にて、フリースクール「東京シューレ」を取り上げていることを問題視する声が届いておりました。東京シューレで過去、性暴力事件が起きていたからです。このことについて、取材時、出版時ともに詳細は知らないまでも「過去に性暴力事件があったこと」「裁判があり、和解に至っていたこと」は存じ上げておりました。しかし、東京シューレがフリースクールの草分け的存在であることから、本書にて、当時、東京シューレの理事長であった奥地圭子氏に取材をいたしました。振り返って、事件について詳しく知らないままに東京シューレの活動を取り上げたことは配慮が足りなかったと深く反省しております。なぜなら、裁判が和解しようとどうしようと、性暴力被害は終わらないからです。2021年5月にフラワーデモ主催者を通じて、被害を受けられた方の支援者の方からご意見を頂戴し、同月続きをみる
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2022年3月25日出版の『祝祭の陰で 2020一2021 コロナ禍と五輪の列島を歩く』(岩波書店)の「はじめに」を公開します。 「平和の祭典」の裏側で 六七五人。 この数字は、二〇二〇年一月以降、コロナ感染によって自宅で亡くなった人の数である(2021/12/28時点)。 その中でも、もっとも自宅での死者が多かったのは「第五波」と言われた二一年夏。わかっているだけでも二〇二人が自宅で命を失った。 医療崩壊と言われ、入院が必要とされる中等症IIの状態でも入院できない患者が続出する異常事態だったあの夏、「自宅療養」という名で自宅に放置された人は一時、全国で13万人を超えた。東京では、救急要請をしても病院に搬送されなかったケースが6割にものぼったという。 一方、私が活動する貧困の現場でも事態は逼迫していた。この頃から、炊き出しや食品配布に並ぶ人の数は過去最高を更新するようになっていたからだ。コロナ以前は近隣で野宿する中高年男性しか来なかったような場に、若い女性や夫婦、幼い子どもを連れた母親が並ぶ。コロナで減収し、貯金を切り崩す生活の中、一年以上一日一食で過ごしているという男性。やはりコロナで失業し、さまざまな貸付金を利用してなんとか食いつないでいるものの、食費の節約のために炊き出しを巡っているという女性。職場の寮を追い出され、ネットカフェ生活になった若者もいれば、家賃滞納でアパートを出され、「何日も食べてない」とフラフラになって現れる人もいる。コロナ前、80人ほどだった新宿の食品配布には、二一年夏、三〇〇人を超える人が並び、やはりコロナ前、一五〇人ほどだった池袋の炊き出しには四〇〇人近くが並ぶようになっていた。 そんな炊き出しや相談会の現場に、「発熱している」「味覚がない」という家なき人が助けを求めて来るようになったのも第五波だ。 国が原則「自宅療養」という方針を打ち出す中、自宅がない人から陽性者が出たのである。助けを求める人を路上に戻すわけにもいかず、かといってネットカフェに泊めるわけにもいかない。救急車を呼んでも、入院はもちろん、療養ホテルもいっぱいで「検査しかできない」と言われてしまう。現場で活動する支援者たちは、野戦病院のような状況の中、ひたすら頭を抱えていた。しかも、自分たちが「濃厚接触者」となってしまったら、多くの人の命をつなぐ炊き出しや相談会もストップしてしまう。結局、多くの支援団体が自前のシェルターなどを活用して綱渡りで乗り切ったものの、そんな第五波で露呈したことは、コロナ禍が始まって一年半経っても、「自宅も保険証もない人のコロナ陽性が疑われた場合」を、行政は何ひとつ想定していないという事実だった。 そんなふうに、支援者たちがボランティアで「命がけ」の支援を続けていた夏、この国では、なんとオリンピックが開催されていた。 今、こうして書いていても、「パラレルワールド!」と叫びたくなってくる。 「医療は限界 五輪やめて!」「もうカンベン オリンピックむり!」 コロナ患者を受け入れている立川相互病院は、窓にそんな張り紙を出していた。医療従事者の心からの叫びだったろう。「オリンピックより命を守れ」「中止だ中止、オリンピック」「無観客でもありえない」「医療崩壊オリンピック」「変異種拡大オリンピック」「医者を奪うなオリンピック」「ナースを奪うなオリンピック」「税金巻き上げオリンピック」「嘘と賄賂のオリンピック」 五輪反対デモでは、多くの人がそう声を上げた。 世界からも、この状況で五輪を開催することに冷たい視線が向けられていた。例えば大手調査会社イソプスが二一年七月に二八カ国を対象として実施した世論調査によると、東京五輪には五七%が反対と回答。日本では実に七八%が「反対」と回答したという(共同通信2021/7/14)。 しかし、世論も何もかも無視して強行された東京五輪。期間中は、オリンピック関係者の感染拡大も止まらなかった。本来であれば二週間の隔離が必要な人たちが、五輪関係者ということで来日してすぐに街を歩いているのだから当然だろう。中には陽性発覚が相次ぐ選手村での滞在を送り、ホテルへ移ったチー続きをみる
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2022年3月25日、岩波書店より新刊が出ます(都内では25日に書店に並ぶと思いますが、都内以外だと28日かもしれません)。共同通信にて2年間、北海道から沖縄までコロナ禍の日本列島を巡り、東京五輪の陰で起きていることを取材した連載「2020の透視図」「2021の透視図」「祝祭の斜影」を大幅に加筆しました。ぜひ、手にとってほしいです。 『祝祭の陰で 2020一2021 コロナ禍と五輪の列島を歩く』 岩波書店 2022年3月25日発売 1800円 「オリンピックどころじゃない」震災直後のままホットスポットが残る福島・双葉町、台風被害にコロナ禍の重なる千葉・南房総、閑古鳥の鳴く沖縄・国際通りコロナ禍で止まった日本を歩き、取りこぼされた人々の声を聞く、あの2年間の記録 華々しく開催されるはずだった「復興五輪」に襲いかかったコロナ禍。一年後、収束しないパンデミックの下、無観客で開催された平和の祭典の陰にあった人々の生とは一一一。オリンピック準備のために公園を追い出された野宿女性、電話相談に届いたタクシー運転手からの「臓器を売りたい」という声。「コロナの発生源」と集中砲火を浴びた屋形船。聖火リレーが通る予定だった福島では、震災から九年後も当時のままの光景が無残に残されていた。未知のウイルスによって止まった日本を歩き、各地の現場から見た、あの二年間の記録。 目次 はじめに 「平和の祭典」の裏側でプロローグ 幻の五輪出場を追憶する(久江雅彦) 第I部 二〇二〇年 未知のウイルス、延期された五輪と止まった日本1 野宿していた公園を、オリンピックによって追い出された女性2 長野県・千曲川台風被害 二度失ったふるさと3 出陣学徒壮行の地 戦場の扉だった競技場4 3・11から九年 今も震災直後の光景が残続きをみる
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昨年から取材・執筆しておりました『生きのびるための「失敗」入門』、もろもろ情報解禁となりました!!とっても豪華な面々に「失敗」について、根掘り葉掘り聞いております。必ずヒントが得られると思います。以下、目次などです。お手にとって頂けますととても嬉しいです。 『生きのびるための「失敗」入門』 河出書房新社 2022年1月24日発売 1420円(税別) 「失敗する」のが怖い? ひとつの失敗が命とり? 「失敗した」と思われるのがイヤ?作家・元ひきこもり・ロボット研究者・探検家・臨床心理士・オタク女子・元野宿のおじさんたちに聞いた、心が少し楽になる「失敗経験者」からの生きていくためのヒント 目次はじめに第1章 失敗や挫折は一生の仕事の続きをみる
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2018年に集英社クリエイティブから出版された『「女子」という呪い』が集英社文庫になりました!2021年9月17日発売です。 『「女子」という呪い』 集英社文庫 640円 2021年9月17日発売 日本はジェンダーギャップ指数120位。この国で「女子」でいることは、しんどい一一一。男子が子育てをすれば「イクメン」ともてはやされるけど、女は家事、育児、介護をしてもだれも褒めてくれない。さらに「女子力」まで求められる私たち。これって変じゃない?15年以上にわたり、貧困問題に取り組んできた著者が、実体験を交えて女性の生きづらさ、理不尽さを初めて綴る。女性応援エッセイ。 目次 すべての生きづらい女子たちへ1 オッサ続きをみる
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Twitterにおける投稿に関して 去る21年7月30日、取材のため、静岡県熱海市を訪問し、私のTwitterアカウント(@karin_amamiya)にて、私が写っている写真を添付し、ツイートしました。現場は誰でも入れるところですが、災害現場で自分が写った写真をアップすることは非常に無神経で配慮に欠けていたと猛省しています。数時間後にはツイートを削除しました。なお、一部で立ち入り禁止区域に入った、復旧作業の妨げになったと言われているようですが、そのようなことは一切ありません。現場には多くの警備の方がおり、立ち入り禁止区域には当然近づくことはできません。また、私が写真を続きをみる
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『コロナ禍、貧困の記録 2020年、この国の底が抜けた』のまえがきを公開します。 まえがき 「コロナになってもならなくても死ぬ」 この言葉は、コロナ禍で開催された生活相談ホットラインに電話をくれた人が口にしたものだ。 生活はギリギリで、コロナに感染しても死ぬし、感染しなくても生活苦で死んでしまう一一一。 新型コロナウイルス感染がこの国でも広がり始め、不要不急の外出自粛や「ステイホーム」が呼びかけられ始めた2020年3月頃から、そんな悲鳴を多く耳にしてきた。 電話相談だけではない。公園で開催される炊き出しや相談会で、住まいを失った人々が身を寄せる夜のターミナル駅周辺で、ネットカフェが多くひしめく繁華街で、深刻な言葉を耳にしてきた。 ここで少し自己紹介すると、文筆業の私は2006年からこの国の貧困の現場を取材し、また支援者の一人として困窮者の相談を受け、公的支援に繋げるなどの活動をしてきた。08年から09年の「年越し派遣村」も経験し、07年頃から目立つようになったいわゆる「ネットカフェ難民」などの支援や取材も続けてきた。07年からは「反貧困ネットワーク」(代表世話人・宇都宮健児)の副代表、のちに世話人としても活動してきた。 そんなふうに15年間、この国の「貧困」の現場に身を置く私にとっても、コロナ禍の打撃はこれまでにない規模のものだった。 多くの困窮者が出ることが見込まれた20年3月24日、貧困問題に取り組む30以上の団体(現在は40団体)で「新型コロナ災害緊急アクション」が急遽立ち上げられた。 4月に相談を受け付けるメールフォームを立ち上げると、そこには今に至るまで、連日、切実なSOSが届き続けている。「今日、ホームレスになった」「所持金ゼロ円です」「もう一週間、水だけで過ごしています」 メールをくれるのは、圧倒的に非正規雇用の人々が多い。飲食、宿泊、観光、イベント、テーマパーク、販売、日雇い派遣など。ヨガやジムのインストラクター、エステティシャンなどフリーランスも多くいる。世代は20〜40代が中心で、2〜3割を女性が占める。製造業派遣の中高年男性を中心に派遣切りが進んだリーマンショック時と違い、コロナ禍は、あらゆる業種に影響を与えている。特に、サービス業を支えてきた非正規女性が大打撃を受けている印象だ。 一方、これまで出会わなかった層からの相談も増えている。「夜の街」と名指しされた風俗やキャバクラで働く若い女性。飲食や宿泊、イベント関係の事業を自ら経営していたという元経営者や自営業者。その中には、あっという間に借金まみれとなり、すでに路上生活となっている人々もいた。一方、「住宅ローンが払えない」という人もいる。そんな相談を初めて受けた時には思わず遠い目になった。 なぜなら、私がこれまで受けてきた「住宅」絡みの相談は、「家賃が払えない」「アパートを追い出されて住む場所がない」というものだったからだ。それが今、住宅ローンが組めるほどの「安定層」にまで、急激に貧困が広がっているのである。 「新型コロナ災害緊急アクション」のメンバーたちはSOSを受けると当人のもとに駆けつけ、まずは聞き取りをする。すでに住まいも所持金もない人が多いので、そのような場合には数日分の宿泊費と生活費を渡し、後日、公的制度につなぐ手助けをする。多くの場合、生活保護申請となり、同行する。「新型コロナ災害緊急アクション」では、20年4月から21年1月に至るまで、1700世帯以上に対応し、5000万円以上を給付してきた。が、SOSの声は減るどころか増えていくばかりだ。 そんな「野戦病院」のような日々が、もう一年近く続いている。もちろん、みんなボランティアだ。 本書は、そんなコロナ禍の2020年の記録である。 3月、「年越し派遣村前夜」のような空気になってきたなと思っているうちに状況はどんどん悪化し、4月7日には東京を続きをみる
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『コロナ禍、貧困の記録 2020年、この国の底が抜けた』かもがわ出版/1600円+税 (2021年4月10日発売) “コロナになってもならなくても死ぬ”“もう一週間、水しか飲んでません”連日届き続けるSOS。15年にわたり貧困と向き合う著者が支援現場から届けるコロナ禍の貴重な「助け合い」の記録 以下、目次です。 まえがき 第1章 2020年・春1 新型コロナウイルス感染拡大で蘇る「派遣村前夜」の空気2 家賃、ローン、学費・・・。庶民の生活を知らない人が決定権を握っている悲劇3 給付を、補償を、住まいの対策を! 安倍政権の優先順位が謎すぎる4 「所持金13円」〜コロナ布教、ネットカフェ休業を受けてのSOS5 いのちとくらしを守るなんでも相談会〜全国から上がる悲鳴6 「コロナになってもならなくても死ぬ」〜国へ緊急要望書提出7 ゴールデンウィークを挟み、より緊急度が高まるSOS8 個人加盟の労働組合で休業手当を勝ち取る〜立ちあがるインストラクターたち9 「昨日から私も犬も食べてません」〜ペットとともに住まいを失った女性10 千代田区の缶詰、新宿区の嘘、そしてワンコの病気〜弱者を見捨てさせないために 第2章 2020年・夏11 「死ね、と言ってるのと同じ」〜生活保護基準引き下げ違憲訴訟・名古屋地裁判決12 生きる意味・価続きをみる
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『学校、行かなきゃいけないの? これからの不登校ガイド』の「はじめに」を全文公開します。1月26日に出版されました。 はじめに 「いじめられてる頃、夏休みが終わるのが怖くて仕方なかった。 月曜日も怖かった。『逃げるな』『強くなれ』なんて言葉は大嘘だ。 今、私はあの頃の自分に『すぐに逃げろ!』と言いたい。 あなたを大切にしてくれない場所にいてはいけない」 この言葉は2015年8月20日、不登校に関する記事を専門とする「不登校新聞」のサイトに寄せたメッセージだ。夏休みが明ける9月1日は子どもの自殺が増える日であることから、「学校に行きたくないあなたへ」のメッセージを、と依頼を受けて書いたのだ。「あなたを大切にしてくれない場所にいてはいけない」 これは人が生きる上で、一番くらいに大切なことだと思う。 しかし、学校で教えられた多くは、それとは真逆の価値観だった。 暴力教師とヤンキー、そして受験戦争 「人生で一番つらかったときは?」 そう聞かれたら、迷うことなく「中学時代」と答える。 いじめに遭ったこともつらかったけれど、それがなかったとしても中学時代は絶対に、何があっても、たとえ5億円積まれようとも戻りたくない過去だ。 何が、と問われれば無数にあるが、私の人生においてもっとも「囚人度」が高かった数年であることは間違いない。 教室に大きく、「無言、敏速(びんそく)、整然」と書かれているのがつらかった。 髪の長さ、靴下の色、靴の色やスカートの長さなど細かすぎる校則が嫌だった。 教室での一挙手一投足がみんなに「監視」され、「唾(つば)を飲み込む」とかの生理現象でさえ細心の注意を払わないと悪目立ちしてしまう空気が息苦しすぎた。 運動音痴(おんち)でスポーツなんて興味ないのに、「部活に入らないと内申書に響く」と言われて嫌々入ったバレー部のすべてが拷問(ごうもん)だった。 毎日ガラスにヒビが入りそうな甲高い怒声で暴言を吐く部活顧問が恐ろしすぎた。機嫌が悪いと暴言は暴力になり、しょっちょう殴られたことも不条理すぎた。 このように、中学時代の思い出の多くは暴力に彩られている。 担任教師も「忘れ物をした」などの理由ですぐに暴力を振るった。 新学期、赴任してきたばかりの新人教師は、「授業中に笑った」というだけの理由で男子生徒の髪を鷲掴(わしづか)みにし、教室中を引きずり回した。数日後、その教師は「最初に誰か血祭りにあげておくと大人しくなるから」と説明し、得意げに笑った。全校集会があれば、「髪が茶色い」と判断された生徒たちが、やはり教師に髪を鷲摑みにされ、体育館から引きずり出された。1980年代後半。生徒への暴力など、問題にすらならない時代だった。 その上、当時はヤンキー全盛期。 学校には、「中学生に見えない」どころか、反社会勢力の幹部にしか見えないような見た目(サングラスにパンチパーマ、リーゼントなど)の上級生・同級生たちが廊下や踊り場にたまり、非ヤンキー生徒たちへの威嚇(いかく)行動に励んでいた。女子ヤンキーは全員が工藤静香(当時のアイドル。ヤンキーに人気だった。現在、俳優の木村拓哉の妻)の髪型を真似、いつも不機嫌な様子で私のような「地味目」生徒を見ては舌打ちしたりした。 猛獣(もうじゅう)がウロウロする檻(おり)の中にブチ込まれているような、生きた心地がしない日々。 怖いのは、ヤンキーだけじゃなかった。暴力教師とヤンキーに怯えて神経をすり減らす日々の中、生徒たちは常に「生贄(いけにえ)」を求めていた。自分以外の誰かがいじめの対象になってくれれば、それが続いている間は安泰だからだ。そのターゲットにならないために、みんながみんな、薄氷を履むように息を潜めて過ごした。秒単位で変わる教室の空気を読み、自分のヒエラルキーに見合った表情やリアクションをしなければ、その日から命の保証さえないことをその場にいる全員が知っていた。だからこそ、「空気を読まない」人間には、そのことに対する罰かのように壮絶ないじめが待っていた。「悪目立ちしないこと」「ヤンキーに目をつけられないこと」。学校にいる間中、このふたつだけでへとへとだった。なのに、一人でいると「一人でいる奴」として目立ってしまうので同性の友達も作らなければならない。それなりにいい友人関係を結べた時期もあれば、「束縛(そくばく)」してくる友人もいた。中には他のクラスメイトとちょっと話しただけで急に不機嫌になる「面倒な彼女」みたいな女子もいて、勘弁してほしかった。 その上、勉強だってしなくちゃいけない。 特に私は団塊(だんかい)ジュニアでやたらと人数が多い世代。よって、高校受験は熾烈(しれつ)を極めた。北海道の片田舎という僻地であったため、都会のように「滑り止めを受験する」という選択肢はなく、もし高校受験を失敗したら、そのまま自宅で浪人生活、もしくは働かなければならないのだ。よって、大人たちは私たちを過酷な「受験戦争」に駆り立てた。 毎日毎日、何かに追い立てられているような日々だった。ほっと一息つける場所も、そんな余裕もなかった。 学校では、毎日のように事件が起きた。 ヤンキーが暴れたり、ヤンキー同士が喧嘩(けんか)したり、教師がいきなりキレて生徒を殴ったり、物が壊されたり誰かの持ち物が盗まれたり、隣のクラスでいじめに遭っていた女子生徒が授業中、泣き叫びながら教室を飛び出したり。そうかと思えばヤンキーカップルが廊下でいちゃつき始めたり。 そこはもう、「野生の王国」だった。 「学校を休んではいけない」という呪縛 考えてみれば、小学校の頃から学校は決して「楽しい」場ではなかった。 引っ込み思案で、一言でいえば相当いじめられやすい子どもだった私は、小学校に行くようになって、そこがまるで「無法地帯」のような場所だったことに驚愕した。 大勢の子どもたちが野に放たれ、叫んだり走ったりと興奮状態にあることにまずビビった。自分も子どもなのに、予測不能な動きをする子どもたちがとにかく怖かった。しかもそれまでいた幼稚園と違い、子どもたちの多くは自分より随分身体が大きく力も強そうなのだ。入学当初は、突然走り出したり暴れ出す上級生の男子に体当たりされたこと数知れず。やはり入学当初、クラスの女子に「通せんぼ」されたことも鮮明に覚えている。気の弱さが全身から発散されているようなキャラだったので、すぐにナメられそんな目に遭ったのだろう。よくわからない絡み方をしてくる子どもたちが怖くて、とにかくみんな少し落ち着いてほしかったし、もう少し静かにしてほしかった。 物心ついてくると、クラスにはいつも声が大きく、自分たちが世界の中心と思っているようなグループがあることに気づいた。そんなグループの生徒が私の机に腰掛けていたりすると、そのまま教室に入れずにいたりした。 高学年になって女子同士でグループを作るようになると、いつも軽いパシリにさせられた。仲のいい振りをしながらも、いつも私だけランクがひとつ下だった。一方、なんでも言うことを聞く「家来」がほしい女子生徒に「親友契約」を結ばされ、奴隷(どれい)のような日々を送ることもあった。命令されてもパシリにされても嫌われたくなくて、いつもニヤニヤしていた。そうすればするほど私への扱いは雑になって、だけどそれも「仲がいい証拠」なんだと思おうとした。子どもの頃はアトピーがひどくて、露骨に汚いもの扱いされることもあった。小6のとき、登校すると自分の机に「死ね」と書いてあったこともあった。 中学2年生のとき、部活でいじめを受けてからは、死ぬことばかり考えていた。 夜寝る前、「どうか目が覚めませんように」と祈るように思い、翌朝、目が覚めるたびに絶望した。それでも部活の朝練に行き、無視や陰口の中、ひたすら感情を殺していた。それから授業を受け、また部活で陰口を言われバカにされ、家に帰ると猛勉強した。人はいじめに遭うと、大抵成績が下がる。それまで、私の成績はそれなりに上位だった。そのことによって、私は「親の望む優等生のいい子」として家での居場所を確保していた。それが「親の望むいい子」でなくなってしまったら。成績が下がるのが怖くて、私は深夜まで勉強した。すでに学校での居場所をなくしていた私にとって、家にも居場所がなくなってしまうことは死を意味していた。そうして深夜まで机に向かい、ほんの3時間ほど寝たら朝の5時。朝練に行くために起きなければならない時間だ。 今思っても、この頃の私は病的な状態だったと思う。とにかく何も考えないよう、感じないよう、意図的に意識を濁(にご)らせていた。そうして部活を終えて帰宅する帰り道、いつ車が飛び出してくるかわからない交差点に自転車で猛スピードで突っ込むのが日課だった。無意識に、死に向かうような行動をとっていた。そんな中学時代で覚続きをみる
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『相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ』 相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ | 雨宮 処凛 |本 | 通販 | AmazonAmazonで雨宮 処凛の相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだ。アマゾンならポイント還元本が多数。雨宮 処凛作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また相模原事件・裁判傍聴記 「役に立ちたい」と「障害者ヘイト」のあいだもアマゾン配送商品なら通常配送無料。www.amazon.co.jp 雨宮処凛 太田出版 2020年7月18日出版 1540円+税 「社会の役に立ちたいと思いました」法廷で、その男は事件の理由をそう口にした。2016年7月、19人の障害者を殺した植松聖。全16回の公判の果てに2020年3月、死刑が確定----。彼の目から見えていたこの「世界」とは? 目次 まえがき 1月8日 第1回公判思ったよりも妄想がひどい?検察による冒頭陳述/弁護士による冒頭陳述/翌朝、横浜拘置所にて指を噛みちぎる 1月10日 第2回公判夜勤職員の調書 1月15日 第3回公判遺族の供述調書読み上げ美帆さんの母の手記 1月16日 第4回公判遺族の供述調書読み上げ・続き 1月17日 第5回公判証人尋問に元カノ登場 1月20日 第6回公判植松被告、30歳の誕生日 「戦争をなくすため、障害者を殺す」高校時代の彼女の供述調書/友人たちの供述調書/教育実習では高評価/衆院議長公邸前で土下座 1月21日 第7回公判後輩女性の供述調書読み上げ 続きをみる
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2月20日、あけび書房より『ロスジェネのすべて 格差、貧困、「戦争論」』が出版されました。私が熱烈に対談したかった倉橋耕平さん、貴戸理恵さん、木下光生さん、松本哉さんという4人のロスジェネと語り合った、あまりにも濃密な一冊です。自分で言うのもなんですが、メチャクチャ面白い本となりました。 以下に目次とまえがきを。目次を読んで頂くだけでもこの本が伝えたいことがおわかり頂けると思います。ということで、手にとって頂けましたらとっても嬉しいです!! まえがき 序章 ロスジェネをめぐるこの十数年 宝塚市の求人に1800人 ロスジェネは何を失ったのか 私もロスジェネの一人 出産のタイムリミットも 政治から見捨てられるなんて あと10年早ければ ロスジェネと右傾化 第1章 ロスジェネと『戦争論』、そして歴史修正主義はじめに 私の「黒歴史」。なぜ、右翼に入ったのか とにかく死にたかった 「生きづらい奴は革命家になるしかない!」 何もないから「国家」 『戦争論』からの20年以上 『歴史修正主義とサブカルチャー』があぶりだしたもの対談 倉橋耕平×雨宮処凛 「新しい歴史教科書をつくる会」「日本会議ができるまで」 求めているのは戦前回帰? 『戦争論』をどう読んだか 「自己啓発」としての特攻隊 『戦争論』批判がなかった理由 冷戦崩壊までさかのぼっておさらいします 男性特権の喪失 親がネトウヨ問題 なぜ与党ではなく野党がバッシングされるのか問題 「見たいものしか見たくない」に抗う方法 第2章 ロスジェネ女性、私たちの身に起きたことはじめに 過去形のロスジェネ対談 貴戸理恵×雨宮処凛 ロスジェネの苦悩 不登校と格差論をめぐって ポスドクの貧困問題 生きづらさと当事者研究 ロスジェネが奪われたものと「負けたら死ぬ」感 共働き子育てという無理ゲー 出産しようと思える条件とは 「なぜ産まないのか」への回答 孤立する母親 不寛容な社会とマジョリティの生きづらさ 社会の分断と同調圧力 オーストラリアでの子育て ロスジェネのこれから 第3章 「自己責任」と江戸時代はじめに 日本的「自己責任の呪縛」 江戸時代の自己責任論とは 洞窟救出劇に見たタイ社会の寛容さ対談 木下光生×雨宮処凛 18世紀後半から出てきた被差別民への「自己責任論」 新自由主義だけでは説明できない ヨーロッパの救貧の歴史 江戸時代の「施し」と「制裁」 「村に迷惑をかけた」という言い分 国への迷惑、納税者への迷惑 画期的だった(新)生活保護法 江戸時代も今も変わらない「貧困イメージ」 数百年続く自己責任論を超えるために 第4章 貧乏続きをみる
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