べっぴんさんのあらすじ一覧
創業35周年を迎えたキアリスでは、社員と家族たちが「レリビィ」に集まり、パーティーを開かれる。そんな中、すみれ(芳根京子)、明美(谷村美月)、良子(百田夏菜子)、君枝(土村芳)は4人でいつまでも多くのべっぴんを作り続ける。そしてすみれは、母から受けついだクローバーの言い伝えを藍(渡邉このみ)に語る。
食堂「レリビィ」で過ごしていたすみれ(芳根京子)、明美(谷村美月)ら4人の元に、栄輔(松下優也)が病院での胃の検査結果を伝えに来る。一方、すっかりカメラの魅力にとりつかれた藍(渡邉このみ)は、「レリビィ」ですみれら4人の写真を撮る。4人はお礼として、藍のために再び“べっぴん”作りに取り掛かる。
すみれ(芳根京子)ら4人は、健太郎(古川雄輝)に呼ばれ食堂「レリビィ」に集まる。そこで健太郎は、アメリカからキアリスに送られてきた手紙を見せる。4人は、手紙の中の「エイミー」という名前を聞いてハッとする。一方、紀夫(永山絢斗)は、写真に興味を持ち始めた藍(渡邉このみ)にカメラをプレゼントする。
1984年3月。すみれ(芳根京子)は、月に1回のペースでキアリスに出勤。紀夫(永山絢斗)は趣味のカメラを片手に隠居生活を送るようになっていた。春休みに入り、さくら(井頭愛海)が11歳になった娘の藍(渡邉このみ)を連れてすみれの家を訪れる。春休みの間、藍はすみれの家で過ごし、塾に通うことになっていた。
潔(高良健吾)は、オライオンの新たな紳士服ブランドの発表会で行う着こなし講座の講師を栄輔(松下優也)に依頼。自分の会社を倒産させた責任を感じていた栄輔はためらうが、ゆり(蓮佛美沙子)の説得で引き受ける。一方、キアリスの経営方針について悩む健太郎(古川雄輝)は、古門(西岡徳馬)に助言を求める。
すみれ(芳根京子)らは、自分の子供たちのために作った服を映画の中に出そうと考える。すみれらのものづくりの原点を目の当たりにした健太郎(古川雄輝)は、キアリスの拡大を急ぐ自分の姿勢に疑問を抱く。一方、潔(高良健吾)は紳士服ブランドを立ち上げ、その着こなし講座の講師を栄輔(松下優也)に依頼する。
映画版キアリスガイド「ようこそ赤ちゃん」は、プロカメラマン・亀田(上地雄輔)の助けで、無事にクランクインを迎える。明美(谷村美月)の誘いであまり気乗りしないまま制作を手伝う栄輔(松下優也)だが、段取りの良さを発揮する。一方、栄輔の志を引き継ぎたいと考えていた潔(高良健吾)は新事業を立案する。
すみれ(芳根京子)らは、会社を引き継ぐ次世代の社員に渡すバトンとして、映画版キアリスガイドの制作に取り掛かる。プロカメラマン・亀田(上地雄輔)を迎え、監督は紀夫(永山絢斗)、助監督は足立(中島広稀)、脚本は明美(谷村美月)が担当することに。そんな時、栄輔(松下優也)と再会した明美は、映画作りに誘う。
家も仕事も失った栄輔(松下優也)は、潔(高良健吾)の家に居候する。一方、エイス倒産のニュースを受け、紀夫(永山絢斗)は、これまでの積極的な経営から、慎重な方向に舵を切ろうとする。しかし、開発宣伝部部長となった健太郎(古川雄輝)は反対。そんな中、すみれ(芳根京子)が、「映画を作ろう」と提案する。
1973年、オイルショックによって日本の経済は大混乱に。すみれ(芳根京子)や紀夫(永山絢斗)は、キアリスの経営を慎重に行くべきだと訴えるが、健太郎(古川雄輝)は守りに入ることに反論する。一方、一時は飛ぶ鳥を落とす勢いだった栄輔(松下優也)のエイスは、古門(西岡徳馬)から見放され、資金繰りに失敗する。