ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。

最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。

第113回ザテレビジョンドラマアカデミー賞ドラマソング賞 受賞インタビュー

燦燦/三浦大知

皆さんが見てきた景色や思い出とリンクするような曲になっていたらうれしいです

受賞の感想をお聞かせください。

とてもすてきな賞をいただけて本当に光栄です。「燦燦」というこの曲は自分のパーソナルな思いや言葉がたくさん詰まった1曲なので、たくさんの方に届いたということを本当にうれしく思いますし、「ちむどんどん」という作品があったからこそ生まれた楽曲だと思うので、このドラマに出合うことができてうれしいなと思っています。これからもたくさんの方の心に届くように丁寧に歌い続けていきたいと思います。

連続テレビ小説「ちむどんどん」の主題歌としてオンエアされた時の感想、また反響はいかがでしたか?

やはり朝ドラというものはとても歴史のある愛されているエンターテインメントだと思いますし、その歴史の中に三浦大知チームとしての楽曲が入れてもらえたという喜びがとても大きかったです。ここから毎日みなさんが聞いてくれるんだ、このドラマとともに楽曲を生活の一部にしてくれるんだ、と思うととてもうれしかったです。朝ドラが愛されている証拠だと思いますが、たくさんの方から「見たよー!」と連絡をもらいました。

昨年亡くなった自分のおばあちゃんへの手紙のような形でこの曲を作ったので、親族からも「この曲を聴いておばあちゃんをたくさん感じることができる」と喜んでもらい、連絡をたくさんもらえてうれしかったです。


語りかけるような歌声、一日のはじまりを感じさせる歌詞が朝ドラにマッチしていましたが、レコーディングの際に心掛けたことはありますか?

“亡くなったおばあちゃんへの手紙のような1曲”という思いが自分の中で大きくあったので、この楽曲に限った話ではないですが、特にこの曲は歌でもあり、話しかけるような言葉を読むような感覚を大事にしたいと思い、言葉を一つ一つ置いていく、そっと渡していく、そんな気持ちで歌えたらなと思っていました。言葉を大切に一つ一つ丁寧に意識してレコーディングしました。


沖縄県が舞台の「ちむどんどん」の主題歌ということで、「燦燦」に込められた思い、伝えたかったメッセージを教えてください。

沖縄・やんばる地域の比嘉家という家族が主体になったストーリーだったので、“「家族」とは何か”をテーマに作りました。自分は沖縄出身ですが自分の両親が沖永良部島出身なので、そこがふるさとという感覚があり、そこで親戚やおじいちゃん・おばあちゃんからもらったたくさんの思い出、そこからもらった“光”、それらを1曲にできたらいいなと思いました。

ドラマ「ちむどんどん」の中で家族が支え合いながら、何か迷ったり、立ち止まったりしたときに、そこに家族がいて常に見守ってくれている、そういうゆるぎない家族の光みたいなものが世界観とマッチするのではないかと思い、自分の島での思い出や家族からもらっているものを詰め込みました。

聴いていただいたみなさんには、自分の周りにある“光”に気付くきっかけだったり、皆さんが見てきた景色や思い出とリンクするような曲になっていたらうれしいですね。
ちむどんどん

ちむどんどん

黒島結菜がヒロイン・暢子を演じ、羽原大介が脚本を手掛けるオリジナル作品。沖縄を舞台に、西洋料理に心を奪われた暢子が料理人を目指し、成長していく姿を描く。暢子は、きょうだいに支えられ上京し、次第に「東京で沖縄料理の店を開きたい」と思い始める。語りはジョン・カビラが担当する。

第113回ザテレビジョンドラマアカデミー賞受賞インタビュー一覧

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