第83回ザテレビジョンドラマアカデミー賞助演男優賞 受賞インタビュー

窪田正孝

成瀬は、言葉にすごく温かみがあるんです

「映画も、ドラマも見てもらえたこと、それを届けることができた上に反響があるというのは光栄ですし、とてもうれしく思います。今回、原作の湊(かなえ)さんはじめ、プロデューサー、監督、脚本の奥寺(佐渡子)さんたちの女性の力というか、女性から見る純愛の中で、成瀬という役を作っていただきました。

なので、視聴者の女性の方が成瀬の人間性に魅力を感じてもらえたのは、本当にスタッフの皆さんのおかげだと思っています。成瀬は、言葉にすごく温かみがあるんですよね。だから本当にそれを大事にするように意識しました。あとは、『離れているけどつながっている』こと。最後は希美を抱き締めるのですが、個人的にはその前のシーンで手を取ることが二人の距離感を表していて大切だと思い、監督に相談して生かしていただけたのは本当にうれしかったです。今は好きなことを仕事にできる喜びをすごく感じています。今後もできる限りいろんな役に挑戦して、いろいろな意味で息の長い役者になっていきたいです」

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