ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。

最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。

第84回ザテレビジョンドラマアカデミー賞脚本賞 受賞インタビュー

古沢良太

最終回の台本は撮影ギリギリまで書き直しを繰り返しました

「初めてのラブストーリーという気負いはなく、むしろ大きな事件が起きない、ささやかな日常の中にある小さな出来事を目を凝らして描いていく、ということがチャレンジでした。恋愛というものを正面切って描きたくなかったので、〝恋愛不適合者〟という主人公にしたのですが、かえって『恋とは何か』という根源的なテーマに立ち向かわなければならなくなっていったことが誤算であり、最も苦労した点です。
また、最終回の台本はなかなかOKが出ず、撮影ギリギリまで悩み続け、話し合い、書き直しを繰り返しました。監督はじめ皆、妥協を許さず、より高みを台本に要求し続けてくれたあの時間はつらかったけど、この作品への愛を感じられて、作家冥利(みょうり)に尽きる幸福な時間でした。当初は、主人公2人だけしか出ないくらいのつもりで作り始め、必要に応じて最低限の人物だけ作りました。予想以上に魅力的な人々になったのは、ひとえに素晴らしい俳優の皆さんのおかげです。大変光栄です。感謝申し上げます」

デート〜恋とはどんなものかしら〜

杏が“月9”に初主演。30歳を目前に結婚を目指す、マイペースで超合理主義を貫く国家公務員・藪下依子を演じる。依子と長谷川博己演じるニートの谷口巧…恋愛力ゼロのこの2人が、日々つたないデートを積み重ねるロマンチック・ラブコメディー。脚本は「リーガルハイ」(’13年、フジテレビ系)の古沢良太。

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