ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。

最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。

第91回ザテレビジョンドラマアカデミー賞助演男優賞 受賞インタビュー

星野源

第6話の電車でのラストシーンは、自分でOAを見たときも「キャー」と言ってしまいました

助演男優賞、おめでとうございます。まずは、お気持ちをお聞かせください。
ドラマへの出演で賞をいただくのはこの作品が初めてなので、ものすごくうれしいです。原作の海野つなみさん、全てのドラマスタッフの皆さん、共演者の皆さん、選考してくださった皆さん、本当にありがとうございます。
どんなことを考えながら、津崎平匡を演じていましたか?
はじめは感情がないのかと思いきや、みくりさんと触れ合うにつれ、慌てたり、困ったり、喜んだりするところに人間らしさを感じながら演じていました。とてもいいやつで真っすぐで真面目な青年だと思うので、ふざけたり、ばかにしたような演技ではなく、真っすぐに実直に演じようと心掛けていました。
新垣結衣さんとの息の合った演技も話題になりました。新垣さんとの共演で、印象的なエピソードを教えてください。
結衣ちゃんは、必ず相手のお芝居をしっかり受けて、演技をされる方だと思いました。僕が何か思いつきで急にやったことにも、恐ろしいスピードで打ち返してくださるところや、それなのにご自身の演技はぶれないところに感動しました。ものすごい安心感の中で相手役をやらせていただくことができて、心から感謝しています。
ドラマ内の名言も数多く話題になりましたが、星野さんご自身の印象深いせりふは何でしょうか?
たくさんありますが、平匡で言えば、最終話の「僕は、開け方を知っている」というセリフには痺れました。
キュートな妄想シーンなども支持が多かったですが、思い出に残っているシーンはありますか?
これもたくさんありますが、第7話のバスガイドみくりさんの「いーっ」には胸を撃ち抜かれましたね(笑)。
視聴者を大いにキュンキュンさせたドラマですが、星野さんご自身がキュンキュンしたシーンはありますか?
やっぱり、第6話の電車でのラストシーンには、自分でオンエアを見たときも「キャー」と言ってしまいました。
みくり、平匡以外にも、個性的で魅力にあふれるキャラクターがたくさんいらっしゃいましたが、星野さんご自身が好きなキャラクターはどなたですか?
全員です。脚本の野木亜紀子さんによって描かれたキャラクターは、一人一人に愛が込められている感じがするので、どの役のどのキャラクターも大好きです。共演シーンは少なかったですが、梅原と柚の、百合ちゃんの部下2人が好きです。
〝逃げ恥〟は「作品賞」「主演女優賞(新垣)」「助演男優賞」「助演女優賞(石田ゆり子)」「監督賞」「ドラマソング賞」と6冠に輝きましたが、撮影中の皆さんとの思い出深いことを教えてください。
監督の金子文紀さん、結衣ちゃん、石田さん、本当におめでとうございます。最終話ラストの2人のソファーのシーンの撮影のとき、「この二人が見られてよかった」と金子さんが涙ぐんでいたのを忘れられません。いつかまたみんなで打ち上げしたいですね。


ほしの・げん='81年1月28日生まれ。埼玉県出身。俳優・音楽家・文筆家。5月21日(日)より、初のアリーナツアー“星野源LIVE TOUR 2017『Continues』”を開催する。
逃げるは恥だが役に立つ

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彼氏なし、大学院卒だけど内定ゼロ、求職中のみくり(新垣結衣)がひょんなことから会社員・津崎(星野源)と契約結婚をすることになる社会派ラブコメディー。津崎の家事代行として働いていたみくりだが、あるときその職を失いそうになる。困ったみくりは契約結婚を提案。津崎も効率的だとその提案を受け入れる。

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