ザテレビジョンがおくるドラマアカデミー賞は、国内の地上波連続ドラマを読者、審査員、TV記者の投票によって部門別にNo.1を決定する特集です。

最優秀作品賞から、主演・助演男女優賞、ドラマソング賞までさまざまな観点からドラマを表彰します。

第94回ザテレビジョンドラマアカデミー賞ドラマソング賞 受賞インタビュー

若い広場/桑田佳祐

制作統括・菓子浩氏の受賞コメント

連続テレビ小説「ひよっこ」の主題歌「若い広場」が、最優秀ドラマソング賞に選出されました。ご自身の手掛けた作品で受賞されたことについて、お気持ちをお聞かせください
主題歌は番組の“顔”です。「若い広場」の歌詞やメロディーに、「ひよっこ」のエッセンスが凝縮されていると思っています。キャストやスタッフも大好きな「若い広場」が、視聴者の皆様からも愛され、このような素晴らしい賞をいただけたことを、大変うれしく思っています。
審査員からは「“昭和感”が満載なのに、どこか新しい」などの意見が相次ぎました。桑田佳祐さんへオファーされる際に、伝えられたことはありますか?
長年、第一線を走り続け、幅広い世代をとりこにされてきた桑田さん。主題歌をお願いするにあたっては、あえて尺(曲の長さ)以外には細かなお願いをせず、代わりに「ひよっこ」の企画意図や内容を詳しくお伝えしました。
本曲を初めて聴かれた時は、どのような感想を持たれましたか?
初めて聴いた瞬間から魅了されました。どこか懐かしくて、あったかい。昭和の情景や、人々の躍動感がありありと目の前に浮かび上がりました。とても親しみやすいメロディーで、聴かせていただいた録音スタジオからの帰り道でも思わず口ずさんでいましたし、ヒロインの有村架純さんにも早く聴かせてあげたいと思いましたね。
放送が始まってから、視聴者の方からの反響をお聞かせください
たくさんの応援のお手紙を、番組宛てにいただいています。主題歌についての感想も多く、「朝から元気をもらえる」や「古き良き昭和を感じる」、「“Pon pon pon…”を聞かないと1日が始まらない」など、あらためて「若い広場」が視聴者の方々に愛されていることを実感しました。
最後に、「ひよっこ」を応援していた視聴者の皆様へ、メッセージをお願いします
半年間、「ひよっこ」をご覧いただきありがとうございました。「ひよっこ」で描いてきた、みね子の家族や仲間たちとの大切な日々。高度経済成長に沸いていたあのころ、同じような「普通の人々の心温まる物語」が無数にあったと思います。放送は終わりましたが、「みね子たち、今ごろどうしてるかなぁ」と、ときどき思い出していただけたらうれしいです。

ひよっこ

ひよっこ

岡田惠和の脚本で、’60年代の高度経済成長期の日本を生き抜くヒロイン・みね子(有村架純)の姿を描く。みね子は、東京に出稼ぎに行ったまま消息を絶った父・実(沢村一樹)を捜すため、茨城から東京に集団就職する。長時間労働や会社の倒産など、さまざまな困難に直面しながらも周囲の助けを得て乗り越えていく。

第94回ザテレビジョンドラマアカデミー賞受賞インタビュー一覧

【PR】お知らせ