綾野剛、“同期”北川景子とは波長が合う「ずっと前から友人だったような感覚」
バディを演じた綾野と北川だが、深川監督は2人について「2人がお互いのことをよく理解しているなと。それが特殊なコンビの源になってるのかなと思います」と口にし、「どういう演出をしても被らないんです。『剛くんがこういくなら私はこういく』とか、『北川さんがこう出るから俺はこうかな』とか、よく調節していました」とエピソードを披露。
それを感慨深い様子で聞いていた綾野は、北川について「すごく波長が合います。2回目の共演ですが、ずっと前から友人だったような感覚があって。デビューも2003年で同期ですし、戦隊もの出身ということで、社会の始まりが同じところから始まっているので、ただただ単純に楽なんです」と告白。
そのコメントにうなずいていた北川は「今回、相棒役だったので、剛くんをずっと観察していて。まずは主演の剛くんがどう演じるのかをよく見て、自分がバランスを取れればいいなと思っていました」と明かすと、綾野も「ずっと見ていたし、観察のために盗撮されてたんです」と明かす。
北川は「『いろんな写真撮ったよ』とか(綾野に)言って。(それは)Instagramで見られます」と笑いながら振り返った。
また前回のイベントで「No.1コンビ度チェック」に挑戦し、60%の相性だった2人が、100%を目指して、リベンジすることに。
綾野は「素直にいきます」といい、北川も「合わせにいくのはやめよう」と気合十分。見事、2択の5つの質問で全問同じ答えを出し、100%を達成。「すごくうれしいね」と笑顔で顔を見合わせていた。
最後には、北川が「安楽死をテーマにした映画ですが、犬飼と高千穂コンビの人間ドラマが実は見どころだと思います。怖いのが苦手な人も、私たちの成長ぶりを映画の中で見ていただきたいです」とアピール。
綾野は「こういった時間が続いていけばいいと心から思います。今回、ここに立てて、エンターテインメントは不急ではあっても不要でもないとあらためて教えてもらいました。映画も楽しんでほしいですし、それ以上にまた必ず会いましょう」と約束していた。
◆取材・文・撮影=TAKAMI
全国公開中
原作:中山七里「ドクター・デスの遺産」(角川文庫/KADOKAWA刊)
監督:深川栄洋
出演:綾野剛、北川景子、岡田健史、前野朋哉、青山美郷、石黒賢
主題歌:[Alexandros]「Beast」(UNIVERSAL J / RX-RECORDS)
公式サイト:https://wwws.warnerbros.co.jp/doctordeathmovie/
(C)2020「ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-」製作委員会