三浦春馬、三浦翔平、西川貴教の関係がにじみ出る場面に
新しい時代の到来を敏感に察知し、世界に目を向けていた五代。その彼の朋友となる龍馬、弥太郎の友情ドラマも描かれ、歴史劇としてだけでなく青春群像劇としても楽しめる。
西川「五代、龍馬、弥太郎、そして後の伊藤博文(森永悠希)と一緒に肉鍋を食べながら、日本の未来について話し合うシーンが登場するのですが、彼らにこんな結び付きがあったことは今回初めて知りました」
三浦「もちろん、実際のところではどうだったのかは分かりませんが、とてもステキな関係だと思いました。それも春馬が五代で、西川さんが弥太郎だったのが大きかったと思います。僕らのリアルな友情がスクリーンからも伝わってくると思います」
「春馬が生きた証しがここにしっかり刻まれている」
三浦翔平にとって三浦春馬との共演は、「ごくせん」(2008年日本テレビ系)以来。西川も2人とはプライベートで親交があったという。
三浦「西川さんとは仕事でご一緒するのは初めてでしたが、プライベートでは仲良くさせていただいていて。今回の撮影でも3人でよく食事に行きましたよね。それこそ僕はクランクインの前日に京都入りしたんですけど、春馬から『食事に行こう』と誘われて。でも、明日が撮影初日だからどうなの?と思っていたら、あいつは『豪快に行くぜよ!』と言い放ちましたからね(笑)」
西川「確かにそう言ってたね(笑)。僕がこの映画のお話をいただいたときには、既に春馬と翔平の名前があって、仲間として一つの作品で肩を並べられるのは、とてもワクワクしました。実際、京都での撮影もすごく楽しかったよね。だからこそ、この場に春馬がいないことが信じられない。あいつと関わった人はみんなそう思っていると思うけど、何か壮大なドッキリなんじゃないかと思ってしまうんですよね。でも、現場ではそれぞれの想いで真剣に会話していたし、春馬が生きた証しがここにしっかり刻まれていると思います」
12/11(金)公開
出演=三浦春馬、三浦翔平、西川貴教、森永悠希、森川葵ほか