<麒麟がくる>滝藤賢一、“信長”を演じる染谷将太は「静かに圧力をかけてくる感じ」
滝藤賢一「俳優同士しか分からない時間が生まれた」
これまでの放送で特に印象に残っているシーンを滝藤は「自分がその役の感情に突き動かされるという瞬間ってあるんですけど、そういうシーンがこの現場では数々ありますね。その中でも、第36回(12月13日放送)の光秀との決別のシーンは、長谷川さんの魂の叫びが聞こえて、俳優同士しか分からない時間が生まれたように感じました。光秀を感じているだけで感情が溢れ出てくるし、何もかも受け入れられる、そういった瞬間を経験することができました。互いの道がはっきりとした決定的なシーンでもあるので、最高の別れをしたという顔になっていたらいいなと思いますね」と明かした。
また、最終回までで滝藤自身が楽しみにしていることを「本能寺の変がどのように描かれていくのか楽しみですね。史実上、なぜ光秀が本能寺で信長を討ったのかっていうのは、有力説があるにしても、決定打はないですから、いろいろ解釈が広がりますよね。長谷川さんは惚れ惚れするようなたまらない芝居をされていて、ドラマの中でも精悍な顔に変わってきている、“長谷川光秀”のラストは期待しかないですね」と語った。
第37回「信長公と蘭奢待(らんじゃたい)」(12月20日放送)
上洛間近の武田信玄(石橋凌)の進軍が、突然止まった。義昭(滝藤)は信玄や朝倉の援軍を得られず孤立、藤吉郎(佐々木蔵之介)率いる織田軍に捕らえられる。
二条城にいた幕臣・三淵(谷原章介)も捕らえられ、早々に信長(染谷)方についた弟・藤孝(眞島秀和)と苦しい再会を果たす。
菊丸(岡村隆史)より武田信玄が秘密裏に死んだことを知らされる光秀(長谷川)。その報告を受け信長は、後ろ盾を失った朝倉・浅井に対して兵を挙げ、一気に攻め滅ぼす。ついに権力の頂点に立った信長は、ある突拍子もない願いを朝廷に突きつける。
毎週日曜夜8:00-8:45ほか
NHK総合ほかにて放送