キャラクターへのリスペクト
キャラクターへのリスペクトが強いコスプレイヤーたちは、衣装作りや撮影時のポージングにもこだわりを持っている。「NieR:Automata」の2Bに扮(ふん)していた“リミヤ”さんは、「キャラの雰囲気は一番大事にしたい。2Bはアンドロイド的な表情や、刀を構えてのポーズはゲームをプレイして研究しています」と。
「Fate/Grand Order」の沖田総司に扮(ふん)していた“しお”さんは、「メーカーによって生地の質感や意匠の再現度が違うので、どこでそろえるかもいろいろ考えます。安く済ませようとすると、生地が薄くて安っぽく見えたりするんです」と、衣装をそろえるときのこだわりを教えてくれた。
また、中には「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」のレオナ姫に扮(ふん)していた“純”さんのように、手作りで衣装をそろえる方も。「既製品だと体にフィットしなかったり、細かい意匠が抜けていたりするんです。例えばこの刺しゅうは全部自分で入れているんです」と、衣装の裾を縁取ったきれいな刺しゅうを見せてくれた。
(取材・文:鈴木康道)