<麒麟がくる>吉田鋼太郎も納得の“松永久秀”最期に「すばらしい死に際の台本をいただいた」
吉田鋼太郎「真面目さ、ひたむきさ、それから純粋さに、とても惹かれた」
光秀に対し、久秀はどのように思っているかを尋ねると吉田は「光秀との最初の出会いは、光秀が鉄砲を求めて堺にやってくるシーンでした。そのときの光秀のひたむきさに、まず久秀は好感を持ったんだと思います。彼の真面目さ、ひたむきさ、それから純粋さに、とても惹かれたんだと思います」と明かし、続けて
吉田は「鉄砲というのは攻撃するものではなくて戦争を抑止するものだと光秀に諭すシーンもありましたが、久秀は、考えていたことをほかの誰にも言わないけど、光秀には言ってしまうところがありますね。戦国の世がいつまでも続くことは果たして良いことなのか悪いことなのかを、まっすぐ正面から考えられる人物なのではないかと、光秀のことを見ていたのではないかと思います」と語った。
また、光秀と久秀の関係性を象徴するシーンとして「光秀に、鉄砲で『わしを撃て』と言うシーンがありましたが、あれは愛情の裏返しで、十兵衛を信頼しているからこそ、ある種の賭けみたいなことをやったんだと思います。久秀は十兵衛との絡みがほとんどですし、光秀ととても親密な関係性ですが、最後は信長に反旗を翻し、あれほど信頼している光秀と敵対関係になってしまう…その悲しさは最後まで持ち続けていたいと思います」と明かした。
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