さらに、鈴木敏明が心を奪われてしまう女性・赤木美里役で大政絢が出演。「SPEC」シリーズの大ファンだという大政は「(出演が決まって)すごくうれしかったです。堤さんにどういう要望を頂けるのかなってドキドキしていました。撮影2日目に隆太さんとナース役の方がフランス語で話していて、台本にないところも『ここもフランス語にして』って指示を出されていて、皆さんの対応力に『堤組はやっぱりすごいんだな』って、実は2日目から緊張しっ放しでした(笑)」と撮影を振り返った。
鈴木紗理奈は、「SPEC」シリーズと同じ堤監督による人気ドラマ「ケイゾク」に捜査一課の庶務担当・木戸彩役で出演していたが、その彩の妹で公安の特殊工作隊「SWEEP」に所属する木戸晶として出演している。
「26歳ぐらいの設定で、無理があるのは自分でも気付いてるんですけど(笑)」と話すが、堤監督は「全然大丈夫です」とそれに答えると、「…と言ってくださるので、自信満々にやらせていただきました(笑)」と場を和ませ、「作品って時間がたっても語り継がれたり、ファンの方がいまだにおられたりして、作品のパワーを感じました。それがうれしかったです」と感慨深げに話した。
司会者から冷泉の持つ“未来が見える”SPECを持ちたいですか?と聞かれ、田中は「絶対持ちたいでしょう」と答えたが、佐藤は「僕はちょっと怖いですね。持ちたくないです」とコメント。
大政も「怖いです」と佐藤の意見に同意したが、田中は「使いようだから(笑)」と返し、鈴木は「めちゃめちゃ金稼げますよね(笑)」と、“使いよう”という田中の意見を支持した。
また、初回が配信される2月18日(木)は、田中の誕生日ということで堤監督から花束が贈られる場面も。
田中が「誕生日に合わせたわけじゃないですよね」と植田プロデューサーに確認すると、「合わせたんです。配信って自由なんですよ。せっかくだからその日にしたいなって」と明かした。他にも佐藤が2月27日、大政が2月4日と、偶然にも2月生まれが多く、二人にも花束が贈られた。
それを見ていた鈴木は「私は真夏生まれなんですよね」と残念そうな表情を見せるが、もうひとつ花束が用意されているのを見つけ、「これが私だ、絶対」と喜ぶが、植田プロデューサーが2月3日生まれということで、その花束は植田プロデューサー用だった。
しかし「裏方がもらっても」と、その花束は鈴木に届けられ、キャスト全員が花束を手にすることができた。
「SPECサーガ黎明篇“Knockin’ on 冷泉’s SPEC Door”」は、動画配信サービス「Paravi」にて2月18日(木)より独占配信開始。
◆取材・文・撮影=田中隆信