木村拓哉 現役医師の言葉に共感「医療に関して、むき出しの現実も考えるようになった」
木村拓哉主演のドラマ「A LIFE~愛しき人~」(TBS系)。物語も佳境を迎え、2月26日の放送で第7話を迎えた。木村演じる沖田と病院に勤務する人たちの関係性はもちろん、毎回登場するリアルな手術シーンも話題の今作。発売中の月刊ザテレビジョン最新号では、木村自身が撮影現場の様子を語ってくれた。
ドラマに登場する手術シーンには実際の医師が立ち会い、その指導のもと撮影が行われている。クランクイン前には、木村自身も実際のオペを見学したり、撮影には本物の医療器具を使うなど、リアルを追及しているという。「ドラマの中の物語ではあるけど、できるだけ実際の医療現場に近い状況を再現させてもらえてるのは、医療指導の先生の力があってこそ。医療指導の先生の一言で、見せ方の方向性が全然変わるので、すごく助かってますね」と木村。現場での医師の判断で、脚本にはなかった動きやセリフが生まれることもあるそうだ。
木村拓哉と言えば、これまで検事、美容師、パイロット、ピアニスト、レーサーなど、本当にたくさんの役柄を魅力的に演じてきた。そんな木村は今回初めて「医師」を演じ、病院でのロケで実際に医療にたずさわる先生たちと関わるうちに、新たに発見したことも多いようだ。「共演者である(木村)文乃ちゃんもケンケン(松山ケンイチ)もミッチー(及川光博)も…みんな貪欲にドクターやオペナースに食らいついてますよ。興味あることや聞きたいことをウワーッとぶちまけても、それに対して嫌がる先生が一人もいないんです。あるとき先生がおっしゃってたんだけど、患者さんを診るときに 『見る、聞く、感じるっていう3つをとにかく大事にしないといけない』って。その言葉を聞いて、それって僕らみたいなドラマ作りの現場でも言えることじゃないかなって共感がありましたね。そこの部分はちゃんと敏感にやっていけたらと思います。撮影期間を重ね、医師の方々と接していろいろ知るうちに、医療に関してむき出しの現実も考えるようにはなったかな。この現場を通して自分が見て、聞いて、感じた医療への思い…。それをもっともっと表現してみたいなっていう気持ちは今、すごくありますね」
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